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「音楽コンテンツ × ブロックチェーン」で楽曲のトークン配信の実証実験開始

2019年5月16日、BlockBaseは、tofubeatsをはじめとした数々のアーティストを発掘した実績を持つ、日本を代表するインターネット上のレコード・レーベル「Maltine Records」、ギーク×ナード集団「コバルト爆弾αΩ」とのコラボレーションを通じ、NFT(Non-Fungible Token)を活用した音楽配信の実証実験を開始した。

実証実験の概要

インターネット上で無償配布される予定のMP3音源ファイルに関するレコード製作者の権利(以下、原盤権)の一部をトークン化し配信する。

原盤権は一般的にレコード会社が保有しているが、今回4つのMP3ファイル1つ1つを原盤として捉え、ブロックチェーンによって権利関係を明示したトークンとすることで、NFTのマッチングプラットフォーム“bazaaar”での権利移転が可能となるという。

なお、今回のトークンの配布は抽選とし、当選した人にのみ配布するとしている。また、原盤権が付与されないMP3ファイルは、別途無償にて配布を実施。

さらに、著作者の権利の一部である翻案権・演奏権がトークン保有により無条件に許諾されることがトークン内に明記されており、トークン保有者は著作者や管理団体に対してその都度使用許諾を得ることなく、これらの権利を行使することができるという。

つまり、トークン保有者は原盤権の複製権・譲渡権と著作権の翻案権・演奏権を行使することが可能となり、MP3音源のコピー、配布、Remix、カバー演奏がレコード制作者や著作者にその都度許可を得ることなく自由に行えるということだ。

同実証実験の目的は、視聴するための権利を販売するような形態は現代には馴染まないという仮説に基づいた、原盤権が与えられた音楽ファイルと、原盤権の与えられていない音楽ファイルとの価値に明瞭な違いを持たせることにある。

トークンの抽選募集開始日は、2019年5月16日(水) 午前9時。

詳細は以下のとおり。

配信場所:https://bazaaar.io/mrm/release
配信楽曲 ACID ACID EP Vol. 1 / ACID ACID (さよひめぼう Remix) / Mitaka Sound
     ACID ACID EP Vol. 2 / ACID ACID / Mitaka Sound
     ACID ACID EP Vol. 3 / ACID ACID (Gassyoh Remix) / Mitaka Sound
     ACID ACID EP Vol. 4 / ACID ACID (コバルト爆弾αΩ Remix) / Mitaka Sound

同社は、今後もさまざまな角度からデジタル・アセットの活用のための道筋を技術検証するとともに、ビジネスモデル構築の観点からも引き続き検討を進めていく方針だとしている。

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