ワークポートは、全国の転職希望者263人を対象に、「新卒に戻れたら就きたい職業」についてアンケート調査を実施し、結果を発表した。
新卒に戻れたら「当時と違う職業に就きたい」とする人が80%以上の結果となり、新卒に戻れたら就きたい職業の第1位にクリエイターが選ばれた。
8割以上が新卒に戻れたら「当時と違う職業に就きたい」
近年、活躍できる優秀な新卒を早く確保したいという企業の動きも強まり、2022年度入社の新卒採用からは通年採用の動きも見せている。
新卒採用のルールが変わりつつあるなか、もし今新卒に戻れたらどんな職業に就きたいか調査したところ、「新卒当時と違う職業に就きたい」と回答した人が84%を占めた。
職業を選ぶ基準は「専門性」と「転職における有利性」
具体的にどんな職業に就きたいか聞いたところ、一番多かったのはクリエイター(18.6%)、次いでシステムエンジニア(17.6%)だった。
それぞれの職種を選んだ理由は共通して「手に職がほしかった」、「自分で作ったものを残したい」だった。
3番目に多かった管理(経理・財務・人事・広報)の理由としては、仕事内容の専門性の高さから「転職に有利」という意見が目立った。
「転職に有利」といった意見はクリエイターやシステムエンジニアを選んだ理由でも見られることから、多くの人が新卒に戻れたら「転職に有利な、専門性の高い職業に就いて手に職をつけたい」と考えていることがわかるとしている。
- 「それ相応の年収を稼げて、転職でその技術が評価されるため」(40代/女性/管理/クリエイター希望)
- 「自分の作ったものを世の中に残したい」(20代/男性/営業/クリエイター希望)
- 「専門性が高く、どの業界でも共通する部署なので転職が容易に可能」(30代/男性/営業/管理希望)
16%が新卒当時と同じ職業に就きたいと回答、背景にはキャリアチェンジした経験の有無が影響か
新卒に戻れたら違う職業に就きたいと回答した人が8割以上であった一方で、新卒に戻っても「当時と同じ職業」に就きたいと回答した人は16%いた。理由としては、「その職種が自分に向いている」という意見、キャリアチェンジした結果「今(現職)より昔(前職)の方が良かった」と後悔している意見に大きく分かれた。
新卒当時と同じ職業に就きたい理由の背景には、これまでキャリアチェンジをした経験の有無が大きく影響すると同社は推測している。また、当時と同じ職業に就きたいと答えた人のうち6割が、現在も新卒当時と同じ職業に従事しているという。
【当時と同じ職種に従事】
- 「自分に合っていると思うから」(40代/男性/システムエンジニア)
- 「自分自身の得意や好きを仕事にできる楽しさがある」(20代/女性/クリエイター)
【当時とは違う職種に従事】
- 「今になって思えば、最初の会社が1番しっかりしていた」(30代/男性/新卒時・交通・運輸/現在:医療・福祉)
- 「会社選びに失敗したため。キャリアプランがうまくいかなかったから」(40代/男性/新卒時:システムエンジニア/現在:営業)
<調査概要>
調査内容 :新卒に戻れたら就きたい職業について
調査対象者:同社利用者
有効回答 :263人
調査期間 :2019年4月3日~4月10日
<参照元>
『もし新卒に戻れたら…80%の人が「当時とは違う職業を選ぶ」と回答!』
WORKPORT