2019年夏のボーナスが「支給される予定」は84%。平均金額は466,326円

マクロミルは、2019年の夏のボーナスの支給の有無や見込みの支給額、そして何に使う予定なのかを調査し、2019年5月14日にその結果を発表した。

それによると、2019年夏のボーナスが「支給される予定」は84%で、昨年から4.9ポイント上昇した。ここでは、昨年同時期に実施した調査と比較しながらこの結果を紹介する。

支給見込み金額は平均466,326円

まず、民間企業に勤める正社員に2019年夏のボーナスについて尋ねた。その結果、「支給される予定」は84%、「支給されない予定」は16%で、2018年の調査結果と比較すると支給される予定と答えた人の割合が4.9ポイント上昇した。過去3年間の結果をみると2017年の水準に戻っている。

また、2019年の夏ボーナスを「支給される予定」と回答した人に支給見込み金額を尋ねたところ、平均466,326円だった。昨年(2018年)の平均453,521円から、12,805円増加した。なお、過去3年の結果では2017年の平均488,910円が最高値である。

使い道は「預貯金」が70%でダントツトップ

夏のボーナスの使い道について複数回答で尋ねると、1位は「預貯金」が70%でダントツでした。2位以降は「旅行」29%、「外食」25%、「ローン返済」24%、「子供の教育費」17%と続き、昨年と同じ傾向となっているという。

例年、夏のボーナスは預貯金するという人の割合がダントツで多い結果が続いている。そこで今年の調査ではなぜ預貯金をするのか、その理由を聞いてみた。もっとも多かったのが「安心感を持つため」47%、次いで「老後の生活費として」45%、「病気・失業などもしもの時の備えとして」32%と続く。

何かの購入資金とするなどの短期的な目的というよりも、老後や何かあったときの“安心”のために、ボーナスを預貯金するという人が多いようだ。

夏のボーナスを使って奮発してやりたいことや買いたいものはあるか、ボーナスを資金源とした消費意向について尋ねた。

もっとも多かったのは「旅行に行く」35%だった。「旅行」は、預貯金や投資を含んだ夏ボーナスの全体の使い道としても4位にもランクインしている。ボーナスを資金源として、短期的・長期的に旅行を計画する人は一定数いるようだ。

2位以降は「レジャーにお金をかける」19%、「趣味にお金をかける」18%と続き、電化製品や洋服などを購入したいという人はどちらも15%以下という結果だった。一方で「奮発してやりたいことや買いたいものはない」という人も34%いることがわかった。

これらの結果について、マクロミルでは、ボーナスを貰える人の割合や見込み金額は昨年からは増加しそうだが、一方でボーナスの使い道については「預貯金」が7割とダントツで多いことや、奮発してやりたいことがあるか?という質問にも3割の人が「ない」と回答していることからも、ボーナスの使い方については慎重な考えの人も多く、まとまった金額を支給されるからといって思い切って何かに使ってしまおうという人ばかりではないようだと分析している。


<調査概要>
本調査は2019年4月時点のもの。
調査は、全国15歳~64歳の民間企業に勤める正社員の男女(マクロミルモニタ会員)1,000名を対象に、平成28年労働力調査の「正規職員・従業員(役員を除く)」による、性別×年齢階級の人口動態割付によって行われた。調査期間は2019年4月16日~2019年4月17日。

<参照元>
『2019年夏のボーナス、支給見込みや使い道は?民間企業の正社員1,000名に調査!』
マクロミル調べ

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