阪急阪神不動産は、大阪ガスの実験集合住宅「NEXT21(※)」で、アプリを使った集合住宅内のシェアリングサービスの実証実験を開始したことを発表した。(※「NEXT21」は、近未来の都市型集合住宅のあり方について、環境・エネルギー・暮らしの面から実証・提案することを目的に、大阪ガスの社員とその家族が実際に居住して実験に参加し、ともに考えていくための大阪ガスの実験集合住宅。)
この取組みの目的は、集合住宅に住む個人が所有する物や個人のスキル、共用備品を集合住宅内でシェアする実証実験を行い、未来の集合住宅の新たな可能性を探り、新しいライフスタイルを検討する点にあるという。
実証実験の概要
- 目的
- シェアリングアプリ(※)を用いた小規模物件でのシェア活動(モノ・スキル)の検証(※グッドタイミングが提供するアプリを利用)
- シェアリングアプリの使い勝手の把握
大阪ガスの実験集合住宅「NEXT21」の入居者(12世帯)
- 共用備品のシェア
- 個人の“モノ”のシェア
- 個人の“スキル”のシェア
「新しい趣味のため、「たまに」のためにわざわざモノを購入できない」「大きなモノを置くスペースがない」などの悩みを解決するため、様々なライフスタイルに合わせた物品を共同所有し、居住者に提供するサービス。
「持っているけど普段は使わない」「ちょっと使いたい・ちょっと試してみたいけどわざわざ購入するのは気が引ける」といった個人が所有するモノをシェアするシステム。
「できること」、「得意なこと」、「してほしいこと」などの個人のスキルをシェアするシステム。
同社は、今回の実証実験の結果を踏まえ、シェア活動の頻度やコミュニティ形成の変化などの検証等を行い、今後、マンションへの本格導入を検討していくとしている。