人材総合サービスの株式会社スタッフサービス・ホールディングスでは、令和初の大型連休のタイミングに、20代~40代のビジネスパーソン500名に対し、休み明けに関する調査(※)を実施した。調査の主な結果は以下のとおりとなった。
- ビジネスパーソンの8割超は連休明けに仕事がつらいと感じ、4割超が転職を検討した経験をもつ
- 休み明けにズル休みをしたことがあるビジネスパーソンは13.6%。多い言い訳は「体調不良」。
- 休み明けの遅刻を経験したことがあるビジネスパーソンは13.0%。最も多い理由は「寝坊」。
- ビジネスパーソンの10人に1人は連休が原因で恋人と喧嘩した経験をもつ
ビジネスパーソンの8割超は連休明けに仕事がつらいと感じ、4割超が転職を検討した経験をもつ
3日以上の連休明けに仕事がつらいと思うか聞いたところ、「そう感じる」「どちらかと言うとそう感じる」あわせ83.6%のビジネスパーソンが「仕事がつらいと感じる」と回答。どのタイミングでつらいと感じるかも聞いたところ、最も多かったのが「朝起きた週間(66.0%)」だった。同社では、令和初のゴールデンウイークは近年まれにみる大型連休となった一方で、連休が長くなるほど仕事へ行きたくない思いが強くなったり、休み明けに仕事がたまったりと反動は大きいと考えられると語っている。
一方、「休み明けの仕事をつらいと感じない」(16.8%)と回答したビジネスパーソンを対象に、つらさを軽減する対策を聞いたところ「生活リズムをできるだけ維持すること(広島県・37歳男性)」、「次の日に会社に行ってやる作業を寝る前に洗い出してみる(埼玉県・30歳男性)」、「休みの間は仕事のことを考えない(埼玉県・39歳女性)」などの意見があがった。
休み明けに仕事がつらいと感じている人が多数派だったが、さらに踏み込んで「3日以上の連休明けに退職、転職したいと思ったことがあるか」聞いたところ、「何度もある(17.0%)」「何度かある(25.8%)」あわせて42.8%が退職・転職したいと思ったことがあることがわかった。
休み明けにズル休みをしたことがあるビジネスパーソンは13.6%。多い言い訳は「体調不良」。
休み明けにズル休みをしたことがあるか本音を聞いたところ、13.6%のビジネスパーソンが「ズル休みの経験がある」と回答。職場になんと伝えて休んだか聞いたところ、体調不良・風・腹痛といった自身の体調に関する理由が多かった。
休み明けの遅刻を経験したことがあるビジネスパーソンは13.0%。最も多い理由は「寝坊」。
休み明けに遅刻した経験があるか聞いたところ、13.0%のビジネスパーソンが「遅刻した経験がある」と回答。遅刻の理由でダントツに多かったのは「寝坊(83.1%)」で、「行きたくなかった(15.4%)」が続いた。同社は、休みが続くことで仕事があるときの生活リズムが崩れてしまうビジネスパーソンが多いようだと語っている。
くわえて遅刻のほかに、休み明けに仕事で失敗した経験があるか聞いたところ、約4人に1人(24.4%)が、失敗経験があると回答。具体的な失敗の内容として、以下のような回答があった。
「PC入力作業を大幅に間違えた」(愛媛県・49歳男性)
「疲労感があって休み明けに足を滑らし転びそうになった」(大阪府・44歳男性)
「電話でかむ」(大阪府・24歳女性)
「曜日感覚を忘れた」(東京都・29歳男性)
「違う会社へ電話をかけてしまった」(宮崎県・47歳男性)
「終わった仕事をもう一度やってしまった」(群馬県・44歳女性)
「連休明けてすぐにあった業務の締め切りを失念した」(富山県・32歳女性)
ビジネスパーソンの10人に1人は連休が原因で恋人と喧嘩した経験をもつ
この調査では、連休が原因で恋人や結婚相手と喧嘩した経験があるか聞いた。結果、10人に1人以上(11.4%)のビジネスパーソンが、喧嘩した経験があると回答。同社は、本来恋人と楽しく過ごせる連休のはずが思わぬトラブルを招くことがあるようだ、と語っている。
喧嘩の理由やエピソードについても聞いたところ、以下のような回答があった。
「どこも混んでいて行くところも限界があり時間がむだになったことで喧嘩になった」(大阪府・24歳女性)
「旅行先で喧嘩してしまった」(東京都・35歳女性)
「何をするのか決まっていなくて、相手が好き勝手に出かけてしまったため」(東京都・34歳女性)
「実家に一緒に帰るとは言っていないと、言ったことで揉めた」(熊本県・37歳男性)
「連休中の旅行について、なかなか話が進まなくて喧嘩になりました」(富山県・32歳女性)
「急な仕事が入って一緒に過ごせなくなった」(青森県・27歳女性)
「遅刻された。それにより渋滞に巻き込まれ予定通りにいかず帰宅もかなり遅くなった」(東京都・27歳男性)
※調査概要
調査期間:2019年4月3日(水)~4月4日(木)
調査対象:20歳~49歳 働く男女500名