ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用した『消費者と企業の社会貢献活動に関する実態調査』を実施し、その結果を発表した。
調査結果の概要は、以下のとおりである。
社会貢献活動と聞いて思い浮かぶ企業1位は、「サントリー」
社会貢献活動や地域貢献活動に取り組むイメージを持つ企業を3社まで自由回答方式で尋ねたところ、全部で59社の企業が挙がった。最も多くの人から回答が集まったのは「サントリーグループ」(14.1%)、次いで「トヨタ自動車株式会社」(11.6%)、「イオン株式会社」(5.7%)、「キリングループ」(5.0%)、「パナソニック株式会社」(4.4%)となった。
「社会貢献に取り組む企業」を1社以上挙げられる人は、半数以上
社会貢献活動や地域貢献活動に取り組んでいる企業を何社知っているか尋ねたところ、「1社から2社」と答えた人が最も多く(33.6%)、次いで「3社から5社」(14.3%)、「10社以上」(2.8%)、「6社から9社」(1.3%)であった。1社以上答えることができた人の合計は、半数を超える52.0%となった。
4割以上が、「社会貢献活動で、その企業の商品購入意欲が増す」と回答
企業の社会貢献活動により、その企業に対して「良い印象を持つことが多い」と答えた人は16.7%、「良い印象を持つこともある」人は40.8%となった。一方、「印象に影響はない」と回答した人は14.1%、「印象に影響がないことが多い」人は12.7%であった。
また、企業の社会貢献活動などを知ることで、その企業が提供する商品・サービスについて「購買や利用の意欲が増す」人は11.9%、「購買や利用の意欲が少しは増す」人は33.0%となり、4割以上の消費者に好影響を与えていることが伺える結果に。
一方、「購買や利用意欲に影響はない」人は16.9%、「購買や利用意欲にはあまり影響はない」人は22.2%であった。
企業の社会貢献活動を知るのは、「インターネット」「テレビ」
社会貢献活動に取り組む企業を1社以上思い浮かべられる人に、その活動を知った方法を尋ねたところ、「インターネット記事やネット広告」を挙げた人が最も多く(46.9%)。次いで「テレビCMやテレビ番組」(42.1%)、「商品そのものから」(29.0%)という結果となった。
※複数回答あり。
約4割が、商品購入時に「社会や地域への貢献を意識」
日常生活で購入する商品やサービスを選択する際に、社会貢献や地域貢献を「意識して選んでいる」人は6.7%、「意識して選ぶこともある」人は31.4%。一方、「意識して選ぶことはない」人は32.2%、「意識して選ぶことはあまりない」人は29.7%であった。約4割の人が、商品購入時に「社会や地域への貢献を意識」していることが伺える結果となった。