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リクルートキャリアは、中途採用を実施している企業人事採用担当者に対してアンケートを実施し、830名から回答を取得。「2019年のゴールデンウィーク採用活動実態」についてまとめ、その結果を発表した。
調査結果の概要は以下の通りである。
GW期間中に採用活動を実施すると回答した企業は約5割(48.9%)。企業規模別に見ると、従業員数が1,000人~4,999人(60.8%)、5,000人以上(59.6%)と、規模が大きい企業ほど採用活動を実施する傾向が高いことが明らかに。なお、業種、地域差による偏りは見られなかったという。
GW期間中の中途採用活動実施理由、「早急に人材不足を解消したい」が60.9%で最多
GW期間中に採用活動を行う理由は、「早急に人材不足を解消したい」が60.9%と最も高く、続いて「採用が充足していない」(52.7%)と続く結果となった。深刻な人手不足により連休中も採用活動をせざるを得ない状況が明らかに。
また、10連休中の採用活動において困ること・苦労する点では下記が挙げられた。
- 社員の働き方改革への対応(IT通信)
- 会社のイメージダウンになる(IT通信)
- 交通機関が大変込み合うことが予想されること。(メーカー)
- 宿泊場所の確保(メーカー)
- 休日出勤扱いになるので、スタッフに長期休暇が取れない。(流通・小売・外食)
GW期間中の中途採用活動内容とは
GW期間中の「採用活動」の内容は、応募状況の管理(67.7%)、書類選考(55.2%)と、自社内でできる活動が中心に。
しかしながら、「面接の実施」が47.3%、「説明会開催」が41.6%と、採用活動を実施する企業の中には、実際に選考を進めていくなど積極的な採用姿勢が浮き彫りになったという。
GW中の中途採用活動、「あえてやる/やらない」で二極化
「早く人材不足を解消したいので、GW中も”あえて積極的に”面接する」企業と、「早く人材不足を解消したいが、人員確保・会社のイメージダウンにつながるので、”あえてやらない”」企業の、二極化が伺えたという。
例えば、IT通信業界では、採用活動を実施する企業にはベンチャー企業が多く、事業成長を担うエンジニアや次期経営層が対象。ただ、メンバー社員は休ませる傾向にあった。建設・不動産業界では二極化。中小企業は連休中休む傾向にあるが、従業員が1,000人以上の企業では、もともとシフト制で出勤予定なため、新卒採用と共に中途採用も実施する企業もあった。
同社は、いずれも企業は採用ニーズと社内リソースのかけ合わせで、最適な採用体制の模索が進行中であるとの見解を示した。
<調査概要>
実施期間:2019年3月19日(火)~2019年3月25日(月)
調査対象:中途採用実施企業の人事担当者
回答数:回答者830名
調査方式:インターネット調査(調査協力:株式会社マクロミル)
※%を表示する際に小数点第2位で四捨五入しているため、単一回答の合計値が100%に一致しない場合があり。