マイボイスコムは、「定額制サービス(サブスクリプション)」に関するインターネット調査を実施し、2019年4月9日に調査結果を発表した。

それによると、定額制サービス直近1年間利用者は全体の2割だった。そして、利用したい定額制サービスは「定額制映像配信サービス」が利用意向者の5割強もあったことがわかった。

定額制サービス直近1年間利用者は全体の2割にすぎず


まず、定額制サービス直近1年間利用状況については、定額制サービス直近1年間利用者は、全体の2割だった。男性や若年層での比率が高く、男性10・20代では4割弱、女性10・20代では3割弱だった。

「定額料金で、条件内でサービスを使い放題」が15.9%だった。男性10・20代で3割強、男性30代や女性10・20代で各2割強となっている。

次に、定額制サービス:使い放題サービス直近1年間利用状況については、直近1年間定額制サービス利用者のうち、条件内で『使い放題』サービスの利用状況は、「定額制映像配信サービス(Netflix、huluなど)」が51.6%(回答者全体の1割強)である。

「定額制音楽配信サービス(spotifyなど)」「定額制の電子書籍・雑誌、電子コミック」が各10%台である。「定額制映像配信サービス(Netflix、huluなど)」は若年層での比率が高く、10・20代で7割となっている。「定額制音楽配信サービス(spotifyなど)」は男性若年層で高くなっている。

また、定額制サービス:商品レンタル・試し放題サービス直近1年間利用状況については、直近1年間定額制サービス利用者のうち、条件内で『レンタル・試し放題』サービスの利用状況は「家電」が4.8%、「自動車(乗り換えし放題)」「カメラ」が各3.8%である(回答者全体に占める比率は各1%)。

定額制サービス:定期便サービス直近1年間利用状況については、直近1年間定額制サービス利用者のうち、『定期便』サービスの利用状況は、「化粧品、コスメなどの定期便」「食材やお惣菜、お酒などの定期便」が各6.9%(回答者全体に占める比率は各1.4%)であった。「化粧品、コスメなどの定期便」は、女性30代で1割強、女性60・70代で2割弱と、やや高くなっている。

そしえ、定額制サービス利用意向については、定額制サービス利用意向(「利用したいと思う」「まあ利用したいと思う」の合計)は全体の2割弱、非利用意向(「利用したいと思わない」「あまり利用したいと思わない」の合計)は5割強である。

利用意向者は若年層での比率が高く、10・20代では3割となっている。女性60・70代では非利用意向が6割強で、他の層より高くなっている。

利用したいジャンルは「定額制映像配信サービス」が5割強

また、定額制サービスで利用したいジャンルについては、定額制サービス利用意向者が、利用したいと思うサービスは、定額制使い放題のサービスの中では、「定額制映像配信サービス(Netflix、huluなど)」が53.3%、「定額制音楽配信サービス(spotifyなど)」「定額制の電子書籍・雑誌、電子コミック」が各2割強で、いずれも若年層での比率が高くなっている。

定額制レンタル・試し放題サービスの中では「自動車(乗り換えし放題)」が9.0%、「衣類 ※ビジネス用以外」「家電」が各5~6%となっている。

定期便サービスの中では「食材やお惣菜、お酒などの定期便」が9.5%で、女性高年代層で高い傾向にある。「化粧品、コスメなどの定期便」は女性での比率がやや高くなっている。


※本調査は2019年3月時点のもの。
調査は、2019年3月1日~5日の間に実施され、10,489名から回答を得た。設問数は7~9問(テーマによって異なる)で、属性情報は32項目。

<参照元>
「【定額制サービス(サブスクリプション)に関するアンケート調査】」