A・Tコミュニケーションズは、QRコードの偽造防止技術を提供開始することを発表した。

同社の偽造防止ができるQRコード技術は、「特殊な部分に可変のユニークコードを埋め込むことができる技術だという。

独自のQRコード自動生成エンジンでのみ設定可能なため、なりすまし用途でQRコードを偽造する場合でも、「特殊な部分」までコードを設定することは不可能となっているという。なお、偽造の検知はこのコードの有無、内容の照合によって行われる。

また可変のユニークコードは、任意な英数字を設定できるという。例えば、不正販売に困っている場合は、販売ルート毎に変えることで、不正販売先で入手した商品のQRコードを読み取り、販売ルートを特定するという使い方も可能だ。

キャッシュレスサービスにおける決済のツールとして利用が加速しているQRコードには、偽造がされやすいという脆弱的問題存在しており、すでにQRコード決済が普及する中国では、この脆弱性を利用した犯罪が問題視されているという。

そこで同社は、偽造防止ができるQRコード技術の開発を進め、国内・海外にて特許登録を完了させた。そして技術を提供する体制が整ったため、正式に公表する形となったという。