日本マクドナルド、“3種の未来型店舗体験”を導入

日本マクドナルドが、2019年4月10日から、「未来型店舗体験」を静岡県内75店舗で導入する。

「ゲストエクスペリエンスリーダー」、「テーブルデリバリー」、「モバイルオーダー」を各店舗に導入することで、ユーザーの多様なニーズに対応し、新しい快適さ・おもてなしを提供するという。

未来型店舗体験

「未来型店舗体験」で導入する各取り組みには、テクノロジーを活用しながら、人のぬくもりやホスピタリティを強化し、快適さを感じてもらう、という目的がある。

ゲストエクスペリエンスリーダーは、来店から退店まで、利用客の店舗体験全体をサポートするスタッフだ。客席や注文カウンター・商品の受け取りカウンター周りで、おもてなしを専門に行う。

メニュー選びや、空いている席を探しているときなどサポートを行う。ユーザーと、心地よく楽しいひとときを共有できるような存在を目指すという。

テーブルデリバリーでは、注文と支払いが終わった利用客は、番号プレートを持って席で待つ。そこへ、クルーが商品を届けるシステムだ。子ども連れや、手荷物が多い場合など負担が減る。手洗いや食事の準備をする時間もでき、ファミリーや高齢者などが快適に過ごせるようになる。

モバイルオーダーを利用すると、来店前にスマートフォンのアプリで商品の注文が完了。来店時にアプリ上で決済(4/10からはクレジットカード、LINE Pay決済のみ)すれば、できたての商品が準備され、ピックアップできる。

注文の際にゆっくりと選ぶ時間をとれる、店舗での注文の列に並ばずスピーディに商品を受け取れる、といった利便性を提供する。

またマクドナルドでは、2015年から店舗の改装を進めているという。注文カウンターのメニューボードは、随時デジタルディスプレイへの入れ替えが進む。注文と商品の受け取り場所を分けた、“デュアルポイントサービス”のレイアウトも導入。客席エリアには、デジタルの掲示板を設置する。“デジタルコミュニティボード”で、商品POPだけでなく、原材料の品質の紹介、店舗からの案内などをムービーも使いながら紹介している。

これらの店内でのコミュニケーションや、注文・受け渡しのシステム変更も、「未来型店舗体験」を効果的に実施するための基盤となる。

「未来型店舗体験」は、今年1月の沖縄県内マクドナルド店舗でのパイロット導入で、好評を得ていたという。今回は、全国への本格導入に先立ち、静岡県内75店舗で導入を開始した。「未来型店舗体験」を通じて、クイックサービスレストランのサービススタンダードの刷新を図っていく考えだ。

モバイルオーダーの利用手順

モバイルオーダーの利用では、まずアプリをダウンロードする。(2019年4月9日時点で iOS限定)

ログインして、受け取り店舗を選ぶ。ログインには、マクドナルド公式アプリのIDが利用可能だ。メニューを選んで、店舗へ向かう。

受け取り方法は、店内で食べるのと持ち帰りとが選べる。店内で食べる場合は、カウンターでの受け取りか、テーブルデリバリーかを選択可能だ。「テーブルデリバリー」と「モバイルオーダー」を合わせて利用することになる。テーブル番号を入力すると、その番号へと届けられる。

支払方法の選択では、クレジットカード(VISA、Master、JCB、Diners)が利用可能。4/10からLINE Payが使える。今後、楽天ペイ(オンライン決済)、d払い(R)も利用可能になる予定だ。

モバイルバージョンを終了