インターピアは2019年4月4日、2019年4月より、VRコンテンツ(動画・各種アプリケーション)の業務利用やロケーション展開(各種商業施設やイベントでの活用)を支援するソリューション「KANTAN VR」(かんたんVR)の提供を開始すると発表した。
独自のコンテンツ視聴管理システムを組み込んだ業務用VRソリューション
「KANTAN VR」は、一体型HMD端末に、インターピアが開発した独自のコンテンツ視聴管理システムを組み込んだ業務用VRソリューションである。
VRを視聴体験利用するエンドユーザーや、業務で運用するスタッフの端末操作や運用上の取扱を簡単にすることで、VRコンテンツを活用したビジネスを促進する目的で開発された。
今回、インターピアは、Pico Technology Japanが展開するスタンドアローン型HMD端末「Pico G2」に新開発した以下のソフトウェア機能を標準機能として組み込み、サービス提供を開始する。
- かんたんTOP画面(起動画面からの各アプリ起動ランチャー)
(※)目線と本体ボタンによる操作性により、リモコン不要での単体運用が可能。 - 業務用アプリケーション(APK)のインストールとランチャー掲載
- 起動画面(ランチャー)に掲載するアプリアイコンの画像変更
- VR動画 再生プレイヤー(パノラマ再生、3D再生:トップボトム、サイドバイサイド両対応)
目線と本体ボタンによる操作性により、リモコン不要の単体運用が可能。 - 非VR動画 シネマ再生プレイヤー(VR空間内の、擬似的な大画面スクリーンに動画を再生)
(※)目線と本体ボタンによる操作性により、リモコン不要の単体運用が可能。 - 各種設定画面(Wi-Fiなど)のパスワードロック(いたずら防止)
- 本体ストレージに格納した動画の取り出し防止、暗号化(データ漏洩対策)
また、オプションで対応可能なサービス機能としては、以下のような機能がある。
- 起動画面のデザインカスタマイズ(企業ロゴ掲載や背景画面の変更)
- ネットワーク認証による端末起動許可(不正端末の起動阻止セキュリティ)
- インターネット経由での端末内コンテンツデータ更新
- 各コンテンツの起動・視聴ログ収集、管理
- コンテンツ起動時、視聴時の課金決済(QR記載のチケット読み取りによる認証)
- その他、外部システム(会員システム)とのログイン連携
これらの機能により、観光スポットを撮影したVR映像を利用したPR施策(地方創生 活用など)やイベントや催事におけるVRコンテンツ作品の展示といったさまざまな業務利用ニーズに対応可能としている。