楽天は2019年4月5日(金)、運営するクチコミ就職情報サイト「楽天みん就」(以下「みん就」)において、2020年卒業予定の学生を対象に調査した「新卒就職人気企業ランキング」の総合トップ200社を発表した。

学生が調査対象の企業約600社から志望する上位5社を選択し、各企業の志望理由を「仕事内容」「会社」「雇用」「社会的責任」「採用活動」の5つの観点で回答したものを「みん就」が独自の算出方法で集計した。

トップ100の約2割が食品・飲料メーカー。味の素が初の首位に

今年の総合ランキングトップ3は、味の素、伊藤忠商事、NTTデータがランクインした。いずれの企業も毎年上位に入っているが、味の素が首位を獲得したのは2011年に本ランキングが開始されて以来初めてとなる。

また、味の素を含む食品・飲料メーカーのうち19社がトップ100にランクインし、業界全体としても高い人気を集めた。

同業界の企業を選んだ学生の志望理由には、「福利厚生がしっかりしている」など働く環境に関する回答が多く、安定志向の学生に支持されることで例年以上に人気を獲得したことがうかがえた。

IT・コンサル系は堅調。「スキルを身につけたい」学生の間で人気

今年はNTTデータが5つ順位を上げて3位にランクインするなど、昨年に続きIT・コンサル系企業が高い人気を維持した。

「スキルが身につく」という志望理由で選ばれた企業のトップ10には、NTTデータ(9位、総合3位)に加え、日本アイ・ビー・エム(3位、総合97位)、SCSK(6位、総合43位)などのIT企業や、野村総合研究所(2位、総合37位)、アビームコンサルティング(5位、総合81位)、アクセンチュア(7位、総合13位)などのコンサルティング企業が選出されている。

高度なIT関連技術やコンサルティング能力の獲得が自身のスキルアップになると考える学生が多くいることが分かった。


※「新卒就職人気企業ランキング」は、就職活動に関するクチコミ情報サイト「みん就」に登録している2020年卒業予定の学生を対象に、インターネットおよび「みん就」主催の就職フォーラム会場でアンケートを実施。4,404人から得た回答をもとに作成されている(期間は2018年10月6日から2019年3月20日にかけて)。

<参照元>
新卒就職人気企業ランキング 業界別ランキング