“柔軟な勤務形態”を求める社員はわずか2.9%にすぎず「働き方についての調査」

ベンチャーバンクが運営する健康経営支援サービス「MOMENTUM(モメンタム)」は、働き方改革に向けた企業の実施施策が従業員満足度に繋がっているかどうかを明確にするため、「働き方についての調査(※)」を実施、2019年3月28日にその結果を発表した。

それによると、働き方改革の主な施策の一つである「テレワークやフレックスによる柔軟な勤務形態」を今必要だ、欲しいと考える会社員は、わずか2.9%と非常に少ないことが判明した。

また、会社員が今もっとも重要だと考える「理想の働き方」は「心身の健康」が担保される働き方であることがわかった。

理想的な働き方にもっとも重要なのは「心身の健康」

まず、理想的な働き方をするのに重要なものを聞いたところ、重要なものの第1位は「心身の健康」で71.7%、2位は「十分な報酬」で71.3%、3位は「職場での良好な人間関係」で68.3%だった。

一方、「テレワークやフレックスなど柔軟な勤務形態」を重要だと考える会社員は32.3%で、全11項目中最下位となった。

次に、単一選択となる「理想的な働き方で最も重要なもの」についても調査した。

結果は複数選択の場合と同じく、1位が「心身の健康」で23.9%、2位が「十分な報酬」で19.0%、3位が「職場での良好な人間関係」で15.2%だった。「テレワークやフレックスなど柔軟な勤務形態」に関してはわずか2.3%だった。

ほしいものは「十分な報酬」

続いて、仕事に限定しないで、今欲しいものが何かを質問した。

全体平均の1位は「十分な報酬」で32.5%となった。業界別でも差はほとんどなかった。

この質問においても、「テレワークやフレックスなど柔軟な勤務形態」を選択したのは、全体平均で2.9%となり、業界別でも差はほとんどなかった。

その中でも金融業界に勤務している会社員が、もっとも報酬への希望が少なく(28.5%)、「テレワークやフレックスなど柔軟な勤務形態」への希望が多い(4.7%)のが特徴的だった。


(※)本調査は2019年2月度時点のもの。
一都三県在住の20歳~59歳の男女会社員10,219名を対象に、Webアンケート調査したもの。調査期間は2019年2月22日~2月27日

<参照元>
「働き方改革」への本音!テレワークやフレックスなど「柔軟な勤務形態」を求める会社員はわずか2.9%!!会社員の「理想の働き方」は「心身の健康」が担保されること!

モバイルバージョンを終了