ジャストシステムは2019年3月27日、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『Eコマース&アプリコマース月次定点調査(※)』の結果を発表した。

それによると、「メルカリ」の利用率が「ヤフオク!」超えたことがわかった。

若年層ほど「ヤフオク!」よりも「メルカリ」の利用率が高い

まず、個人間商取引(CtoCサービス)を利用した経験がある人のうち、現在利用中のサービスとして「メルカリ」を挙げた人は47.1%で、「ヤフオク!」の46.2%を上回った。「メルカリ」の利用率を年代別に見てみると、10代(70.0%)、20代(62.3%)、30代(51.4%)、40代(40.9%)、50代(32.1%)、60代(21.2%)だった。

若年層ほど「メルカリ」を利用しており、「ヤフオク!」よりも利用率が高いことがわかった(10代の「ヤフオク!」利用率:26.7%、20代:31.9%、30代:47.3%)。

また、EC利用者に、直近1年以内の洋服や靴をEC(ファッションEC)から購入したときの方法について聞いたところ、「パソコンからECサイトを利用」がもっとも多く(43.5%)、次いで「スマートフォンのアプリを利用」(27.6%)、「スマートフォンからインターネットを利用」(23.4%)だった。

10代と20代に限って見てみると、「スマートフォンのアプリを利用」が最多で(10代:38.9%、20代:37.8%)、スマホアプリからの購入が若年層で浸透してきていることがわかった。

直近1年以内にファッションECを利用した人のうち、「購入した商品に満足できず、返品をしたことがある」人は24.6%、「購入した商品に満足できなかったが、返品はしなかった」人は22.5%だった。

合計すると47.1%は何らかの理由で満足しなかったことがあるようだ。一方、「購入した商品に満足したので、返品はしなかった」人は48.9%だった。

そして、ファッションECで商品を購入する前にさまざまな方法で提供されている「試着サービス」について、「利用したことがある」人は16.9%、「利用したことはないが、興味はある」人は42.9%だった。

すでに2割弱の人に利用経験があり、4割強が興味を持っていたことがわかった。一方、「興味はない」人は21.1%、「知らない」人は19.2%だった。

※本調査は2019年2月度時点のもの。
17歳~69歳の男女1,100名を対象とし。本調査では、「ファッションEC」をファッション関連商品を取り扱っているECサイトの意味で使用している。

<参照元>
『「メルカリ」の利用率が、「ヤフオク!」超え』
ジャストシステム