Sharin(シャリン)は全国の企業に勤務する20代から50代の男女を対象に、「活き活き働くこと」に関するアンケートを実施。現代人の活き活きした働き方について意識調査を行った。

社会人の2人に1人は活き活き働けていると思っていない

20代から50代までの働く社会人男女に、「今の職場や仕事で自分が活き活きと働けているか」と質問したところ、「とてもそう思う」、「そう思う」と答えた人は47.2%、一方で「あまりそう思わない」、「そう思わない」と答えた人は52.8%という結果となった。この割合は年齢・性別で大差なかった。

また、アンケートに活き活き働くための要素を6つ設置。それぞれにおいて「大切だと思うか」聞いたところ、「とても大切だと思う」、「大切だと思う」と回答した人がいずれの要素でもおよそ9割を占めていた。

一方、「それが今の職場において充分であるか」という質問では、どの要素でも「とても充分だと思う」、「充分だと思う」と回答した人が半数だった。性別や年齢に関係なく、約半数の社員が会社や職場で活き活きと働けていない状況にあると考えられる。

「活き活きと働くために大切なことは何か」聞いたところ、9割の人が「自分のスキルや経験を活かせる役割」、あるいは「お互いの仕事を認め褒め合う社風」と回答した。

また、6つの項目で比較すると、「企業理念や企業の目指すビジョンへの共感」は7割の人が「大切だ」と答えているのに対して、「自分のスキルや経験を活かせる役割」、「自分の意見が言いやすい風土」、「お互いの仕事を認め褒め合う社風」、「会社や上司による評価への納得感」は約9割が大切だと答えた。

「活き活きと働くことに大切なもの」が、今の職場で充分にあると思う人はそれぞれ5割であった。約半数の人が活き活き働くために大切な要素が不足していると考えられる。

また、6つの要素それぞれが「今の仕事や職場で充分足りていると思うか」と質問したところ、「とても充分だと思う」または「充分だと思う」と回答した人は5割だった。この割合は概ね男女別で見ても、年代別で見ても大差はなかった。

さらに、「自分のスキルや経験を活かせる役割」は6割が「充分だと思う」と答えているのに対し、「企業理念や企業の目指すビジョンへの共感」に対して充分だと感じた人は約4割となった。

このことから、活き活きと働くために必要だと思うものを理解してはいるものの、それが実際の仕事や職場では不十分だと感じている人が約半数いることが明らかになったとしている。

今回の調査結果より、同社は、社員の約5割が活き活きと働いていると思っていないと仮に考えてみると、該当する人々の意識を変化させることでの影響や効果は大きく、まだまだ企業や組織としての力を強くしていく可能性は大いにあるとの見解を示している。

<参照元>
【活き活き働くことに関する意識調査】社会人の2人に1人はイキイキと働いていると思っていない?
Sharin