医療系の求職者と求人をマッチする医療特化型クラウドソーシングサービス「Dspace」スタート

SPARKLINKS.(スパークリンクス)は2019年3月25日、女性活躍や長時間労働など医療現場に存在する課題解決のために、医療系求人に加え、医療系国家資格保有者と、クリニックなどの医療施設、一般企業・士業が双方向性に仕事の依頼・受託が出来る医療特化型クラウドソーシングサービス「Dspace(ディースペース)」を2019年4月15日に開始すると発表した。

女性の医療現場での育児と仕事の両立を目指したクラウドサービス

スパークリンクスによると、昨今、過酷な労働環境や医学部における女性差別など、医療業界のさまざまな問題が報じられているが、医療業界において長時間労働と女性医師のキャリア継続の難しさは、長年の課題となっているという。

同社が医療従事者の女性を対象に実施したアンケートでも95%の医療従事者の女性が自身の仕事は育児によってフルタイム勤務に支障がでると感じており、そのうち実際に育児をしている人の93%が実際に育児に支障が出ているもしくは、休職・辞職していると回答している。

そして、歯科医師である同社代表の川端育氏も出産を機に初めて仕事と育児との両立に直面した。同時に周囲の育児中の医療関係者からも復職に悩む声を多く聞いたという。

これにより、医療業界が、医局制度や、知人紹介などの「つて」で仕事を決める業界であり、他業種に比べ閉鎖的で仕事の流通性が低いこと、長時間の診療時間に対して、0か100の働き方を求める職場が多いこと、の2点が育児との両立の大きな壁であると感じた。

しかし、これらを解決できるような理想的なサービスがなく、自由度の高い「双方向性」の求人媒体の必要性を感じていたため自身で行うことを決意し、Dspaceが誕生した。

2018年12月にはクラウドファンディングサービスReadyforにてPR費用のためのクラウドファンディングを実施した。医療関係者だけでなく多くの人たち応援され、1カ月で目標金額の80万円を上回る87万円に達することができた。

Dspaceの3つの特徴と利用シーンとは

Dspaceの特徴は、以下の3つである。

  1. 医療の国家資格や専門を活かし、「好きな時間・場所・条件」で仕事が「受託」できる。
  2. 「カレンダー機能」で、効率的にパート・スポットで仕事の「募集」・「応募」ができる。
  3. 企業・士業とも、業務のアウトソーシングや、共同開発などでつながることができる。

Dspaceの使い方・利用シーンは、通常の求人の掲載・応募に加え以下のようなことができる。

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