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日本法規情報は、「副業解禁」という言葉が取り上げられるなか、実際に副業・兼業を容認している企業は増え、満足のいく働き方ができている人はいるのか実態を調べるため、副業の経験者に向けて、副業についての調査を行った。
副業経験者は3人に1人。大幅な増加傾向に
質問:副業をしたことはあるか(単一回答)
調査の結果、「はい」が32%、「いいえ」が68%となった。約3割の人が副業を経験していることが明らかとなった。
また、2013年の調査では「現在、本業以外の副業をしている」と回答した人が4%だったことから、この5年間で会社勤めをする人の間で副業に対するハードルが下がり、セカンドキャリアを意識している人が増えたことがうかがえる。
副業経験者で14%の人にトラブル経験がある
質問:副業に関するトラブルに巻き込まれたことはあるか(単一回答)
調査の結果、「ある」が14%、「自分はないが、身の回りで聞いたことはある」が22%、「自他共にない」が64%との結果が出た。
「副業を利用した詐欺に遭った」、「本業に支障をきたした」が半数を占める結果に
質問:遭遇した副業関連のトラブルは、どんなものだったか(複数回答)
トラブルの内容として、「副業を利用した詐欺に遭った」(25%)、「本業に支障をきたした」(24%)、「副業をしたことで、本業の会社ともめた」(12%)、「確定申告をやり忘れた」(9%)、「副業のために借金をした」(6%)との回答が得られた(全て総回答数に対する割合を算出)。
副業に関するトラブルは自己責任によるものが多くを占めるが、会社との契約や詐欺・確定申告・借金など、解決に専門知識を要する場合が多くあったことから、副業は、利益もあればリスクもつきものであるということを改めて認識する必要がある。
トラブルについて半数の人が誰にも相談していない
質問:そのトラブルについて誰に相談したか(単一回答)
トラブルに巻き込まれたときの相談先として、「信頼できる友人」が21%、「親・兄弟等」が18%、「警察などの公的機関」が7%、「相談していない」が50%、「その他」が4%という回答を得た。副業に関するトラブルにおいて、半数の人が誰にも相談していない実態が明らかとなった。
約6割の人がトラブルの結果に満足せず
質問:そのトラブルは解決したか(単一回答)
「解決もして、その結果に納得もしている」が39%、「解決はしたが、その結果に不満がある」が36%、「解決していない」が25%との回答になった。
「解決はしたが、その結果に不満がある」、「解決していない」の2項目を合わせると61%となり、約6割の人がトラブルにおいて不満を残していることがわかる。半数の人はトラブルが発生しても、誰にも相談していない。
アンケートでは同様の調査を行った5年前より副業を経験したことがある人が増加し、3割の人が副業を経験していることがわかった。副業におけるトラブルは少なからず発生しているようだが、誰にも相談しない人が多い結果となっている。
img:PR TIMES