2019年3月22日、日経BPコンサルティングは今年で19回目のブランド価値評価調査「ブランド・ジャパン2019」の結果をまとめ、調査結果データを公表した。
＜調査概要＞
調査期間：2018年11月7日（水）～12月5日（水）
調査対象者：インターネットユーザー（消費者編：18歳以上の男女、有職者編：21,00018歳以上の有職者）
回収数：62,000サンプル（消費者編：41,000、有職者編：21,000）
Amazonが消費者編で3年ぶり2回目の首位。ニトリが初のトップ10入り
消費者編「総合力」ランキングにおいて、Amazonが94.4ポイント（偏差値）を獲得し3年ぶりに首位を獲得した。
次いで、第2位にはYouTube、第3位には日清食品との結果になった。
また、今回新しくトップ10入りしたのはYouTubeのほか、無印良品（第4位）、トヨタ自動車（第6位）、ニトリ（第7位）、ダイソー（第8位）、楽天市場（第10位）となり、前回結果と比較するとトップ10の10ブランド中6ブランドが入れ替わったという。このうちニトリは初のトップ10入りとなった。
Amazonはイノベーティブとコンビニエントへの評価が高い
今回首位だったAmazonの4因子スコアを見ると、イノベーティブとコンビニエントへの評価が高く、イノベーティブ（革新性）ランキングで1,000ブランド中第1位、コンビニエント（利便性）ランキングで第4位となった。
さらに、イノベーティブ（革新性）に加え、アウトスタンディング（卓越性）とフレンドリー（親近性）の3因子でスコア上昇がみられた。
同社は、Amazonについて当日配達などのEC・流通サービス面だけでなく、月額制サービスAmazonプライムやスマートスピーカーなど、革新的かつ便利なサービスが根付き始めているブランドだとしている。
有職者編では、トヨタ自動車が8年連続の首位
有識者編での「総合力」ランキングでは、トヨタ自動車が8年連続で首位を獲得した。
今回新たにトップ10に加わったのは、本田技研工業、楽天、ソニー、スタジオジブリの4企業。
N-BOXの新車販売台数やホンダジェットの受注が好調であった本田技研工業が第2位となり、楽天はEC事業を核に金融事業や旅行事業などを多角的に展開する戦略が成長に結びつき、調査開始以来初めてのトップ10入りとなった。
img:日経BPコンサルティング