おやつのパーソナライズ×サブスクリプションBOX 「snaq.me」などを運営するスナックミーは、サブスクリプションBOXの利用者の女性対象に「サブスクリプション(定期購入)BOXに関する調査」を実施、2019年3月20日にその結果を発表した。
この調査は、全国の20〜40代の女性で過去1年にサブスクリプションBOXの利用経験者306名を対象に、2019年2月26日〜27日にインターネットにより行われたもの。
それによると、商品が定期的に届けられるサービスであるサブスクリプションBOX利用経験者は全体の17.8%で、利用者の30%が1年以内にサブスクリプションBOXを知ったということがわかった。
1年で認知が拡大しているサブスクリプションBOX
まず、サブスクリプションBOXの利用経験といつ知ったのかを聞いた。その結果、サブスクBOX利用経験者は全体の17.8%で、利用者のうち、サブスクBOXを知ったのは1年以内のユーザーが30%だった。また、半年以内に認知したユーザーが16%、1年以内が14%とここ1年でも認知が拡大していること明らかになったという。
一方、3年以上前から認知しているユーザーも37%存在し、市場としては以前から存在していることがわかる。
次に、利用しているサブスクリプションBOXの数と毎月の支払額を聞いた。その結果、利用者の半数以上が現在、2つ以上のサブスクBOXを利用し、利用金額の合計は3,000円以上が6割を占めることがわかった。
また、サブスクBOXの月間利用数は「2~3個」利用するユーザーが、43.2%ともっとも多いことがわかり、サブスクBOXの価値を知ったユーザーは複数のサービスを使い、それなりのお金をかける傾向にあることがわかった。
続いて、利用期間を聞いたところ、長ければ半年以上使うユーザーが70%以上存在することがわかった。
ユーザーは一度サービスに満足すると、長期間に渡って継続をすることがわかる。一方で、1カ月でやめてしまうユーザーも6%存在し、初回から満足できないユーザーの存在や初回無料目的や割引目的ユーザーが一定存在する可能性があることがわかる。
今後利用してみたいカテゴリは健康食品・ダイエット食品など
利用したことがあるカテゴリを聞いたところ、利健康食・ダイエット、コスメ、日用品などが多かった。
また、野菜、レシピ付き食材、菓子、酒類・飲料といった食についてもサブスクBOX利用経験者の10%以上が利用している。サブスクリプションとして以前より存在する健康食品や化粧品の利用経験が多い。また、日常的に使用するものとして日用品も多く使われているようだ。また、食品関連についても10%以上のユーザーが利用経験があり、よく使われているカテゴリといえる。
そして、サブスクBOXを利用している理由は、カテゴリによって異なる結果になった。コスメや健康食品は、割引で、楽しみは求められていない。食材や菓子は楽しさ、選ばなくて良いところで割引を求めていないことがわかる。
具体的には、割引価格で購入できることに定期購入のメリットを感じているユーザーが多いサービスは、健康食品の42.4%、コスメ・シャンプーが30%と多い結果となった。しかし、野菜(12.7%)・菓子(9.4%)などは、価格面へのメリットを感じているユーザーは非常に少ないことがわかった。
また、野菜は、自分の知らない新しい商品と出会えることにメリットを感じているユーザーがもっとも多く12%、レシピ・菓子は、毎月の楽しみになっているユーザーがもっとも多く、それぞれ10.7%とこちらももっとも多い結果となった。
サブスクBOXの改善点としてもっとも大きいのは、解約が面倒、好みと異なる物が届く点だった。そして、解約もスムーズにできるサービスや、自分にあった商品が届くサービスが求められていることがわかった。
そして、サブスクを知るきっかけは口コミやSNSが多く、また、利用者の30%程度が人に勧めていることがわかった。同社では、定期購入で通常の単品ECと異なるため、より安心感が求められた結果、口コミの占める割合が多くなっていると考えられるとしている。
認知度の高いサービスは、オイシックス、メチャカリなどCMをやっているサービス、大手のZOZO、楽天、アイスタイルが運用するサービスだった。
一方で、スタートアップが運営するエアクローゼット、マイリトルボックス、ラクサス、スナックミーも認知度が10%を超えており、お菓子カテゴリでは、大手のサービスよりもスナックミーの認知度が高いという結果になった。
今後利用してみたいサブスクBOXカテゴリには、定番の健康食品・ダイエット食品(30.9%)野菜(30.7%)、コスメ(30.7%)に次ぎ、レシピ付食材(28.4%)菓子(27.1%)が入った。
今後利用してみたいサービスにはすでに利用経験の多い健康食品・ダイエット食品、野菜、コスメ(30.7%)のサービスが並んだが、レシピ付食材(28.4%)菓子(27.1%)などの新しいサービスを使ってみたいユーザーも多く見受けられた。
サブスクBOXだからこその、「体験」に価値を置くサービスも多い、服・バッグ(17.6%)酒類(15.8%)なども興味・関心を示しているユーザーが多数いた。
<参照元>
「【サブスクリプションBOXに関する調査】今後の利用意向が高い食カテゴリ。利便性よりも楽しみや発見が利用理由に。」
スナックミー