2019年3月13日、TesTeeは、10代20代の男女2,068名(10代男性505名、10代女性514名、20代男性505名、20代女性544名)を対象に、VR/ARに関する調査を実施し、その結果を発表した。

<調査概要>
調査期間:2019年3月1日(金)
調査項目
VR認知・体験度/有料体験率/体験ジャンル/体験場所・機会/VR体験意向度/体験したいVRジャンル
AR認知・体験度/有料体験率/体験ジャンル/体験場所・機会/AR体験意向度
<メディアアート> KW認知度

VRの認知度は9割

VRについて認知度と利用率を調査したところ、10代では90.4%、20代では88.4%が「VRという言葉を知っている」と回答。10代、20代のうち、約3割の人がVRを体験していることもわかったという。

2018年の調査と比較すると、VRという言葉の認知はかなり進んでいることが伺える一方で、VRの体験率に関しては、昨年に比べ微増という結果に。

【2018年の調査】
<認知度>
10代:74.8%
20代:68.8%
<体験率>
10代:25.4%
20代:23.6%

10代では家庭用VR機器が1位に。VR体験場所調査

<10代>
1位 家庭用VR機器 32.2%
2位 ゲームセンター・アミューズメント施設 28.9%
3位 イベント・特設ブース 27.5%

<20代>
1位 ゲームセンター・アミューズメント施設 37.1%
2位 家庭用VR機器 29.1%(同率)
2位 イベント・特設ブース 29.1%(同率)

「VRを体験したことがある」と回答した人を対象に、「VRの体験場所・機会」を尋ねると、10代では家庭用VR機器が32.2%で1位に。20代では、ゲームセンター・アミューズメント施設が37.1%で1位になったとのことだ。

ARの認知度は約4割

同様に「ARの認知率」についても調査したところ、10代では38.6% (前年比 + 9.5%)、20代では39.3% (前年比 +13.0%)となった。10代、20代ともにARの認知度は4割未満という結果となったものの、昨年に比べARの認知度も向上。

また、ARを知らないと回答した人も含め、「AR(拡張現実)とは現実世界を「拡張する」表現や技術を表す言葉です。

「Instagramのストーリーズ」や「ポケモンGO」代表として、スマホやタブレットのカメラ映像に表示される現実世界の映像に対して、位置情報などのデータや、実際にはその場にないはずの映像やCGを重畳させて表示するといったものです。」とARの說明をしたあとにARの体験率を調査すると10代では約5割、20代では約4割という結果に。

今後のVR/ARの発展

VR/ARについて「今後、体験してみたいか」について尋ねたところ、VRでは10代では33.2%、20代では38.4%が「有料でも体験したい」と回答。「無料なら体験したい」を含めるとおよそ9割以上が利用したいと回答したという。

一方、ARでは「有料でも体験したい」と回答した人は、10代で6.0%、20代で8.8%。

今後VRで体験してみたいジャンル

<10代>
1位:ゲーム 71.8%
2位:音楽・ライブ 35.4%
3位:映画 31.8%
4位:旅行・観光 24.2%
5位:アニメ 18.4%

<20代>
1位:ゲーム 57.9%
2位:映画 38.4% 
3位:音楽・ライブ 30.3%(同率)
3位:旅行・観光 30.3%(同率)
5位:アニメ 21.8%

VRを「有料でも体験したい」「無料なら体験したい」と回答した人を対象に、今後体験してみたいと思うVRのジャンルを尋ねたところ、体験してみたいジャンルでは、ゲームが10代20代ともに1位という結果に。コンシューマー向けのVR市場ではゲームが牽引していることもあり、消費者側としても想起しやすいのではないかとの見解を示した。

また、10代の7.9%、20代の9.2%が「教育・勉強」という回答もあり、コンシューマー以外の分野におけるVRの展開も伺えるとのことだ。

メディアアート系キーワードの認知度

昨年同様に、メディアアート系の言葉の認知度について調査したところ、順位こそ昨年と変わらないものの、「Vtuber」の認知度が前年比+17.1%と最も伸びていることがわかったという。

<参照元>
TesTee(テスティー)調べ
img:TesTee.lab