2019年3月12日、ユニエイムは、今年の夏頃にサービス開始予定の、買い物客自身のスマートフォンがレジ端末になるセルフレジシステム「CASHIER」を3月5日(火)~3月8日(金)に開催された「リテールテックJAPAN2019」で初公開したことを発表した。

「CASHIER」は、買い物客自身のスマートフォンがレジ端末となり、レジに並ぶことなくスマートな会計を実現するサービスだ。

同社は、これまでタブレット型POSシステム「Tabレジ」の展開など、会計分野での事業を展開し、POSシステム提供事業者として店舗が抱える様々な課題に直面してきたという。

昨今の小売や飲食業界における人材不足の課題がある一方で、その解決の糸口として注目されているセルフレジや無人店舗など会計システムに関する市場は急速な変化をみせている。

そんななか、同社は今回のサービスにおいて、買い物客自身のスマートフォンをレジ端末として利用することにより、従来の会計では当たり前だった商品をレジに持っていくなどのプロセスを無くすことでレジ待ち0が可能だとしている。

また店舗側はこれまでのPOS導入コスト、レジにかかる人員削減を実現することで、売上に繋がる業務に専念できるとのことだ。

今後の機能についての予定として、個々のユーザーに合わせたレコメンド表示やクーポン配布などの機能やさまざまな店舗形態に対応するオペレーションフローの実現を挙げている。

さまざまな店舗形態に対応するオペレーションフローについて、同社は現在、無人店舗を実現するセルフレジパターン、従来の形式での形態をとりつつ会計業務の効率化を実現するセミセルフレジパターン、手ぶらショッピングを実現するショールーミーングパターンを展開予定としており、将来的には飲食業を始めとした多種多様な形態への対応を予定しているとのことだ。

img:ユニエイム