バニッシュ・スタンダードが、ファッション業界を中心に店舗販売員のコーディネート投稿を簡易化するアプリケーションサービス「STAFF START」において、販売数と生産数の相違を減らすためのバイヤー向け機能を追加実装した。
バイヤー向け機能は、バイヤー、MD(※)など生産や発注に携わる部門がサンプル商品情報を販売員へ投稿共有することで、販売員がサンプル商品に「売れそう?」「売れなそう?」の評価を行う新機能だ。
(※)マーケットやトレンドを分析し、商品企画から販売計画、予算・売り上げを管理するポジションのこと。
例えば「67%の販売員が『売れそう』と言ってます」など集計データを可視化することで、企業の生産管理を適正化することができる。なお、全てのデータは集計され本部に共有される。
また、集計されたデータを参考に生産数や注文数、販売可否を本部が決定をし、商品の販売が決定したものは、入荷後に評価者となる販売員へ通知し、改めて、商品レビューやコーディネート投稿を公式通販サイト内やSNSへ行えるようにする予定だという。
これまで、アパレル商品生産においては、本部(バイヤーやMDの経験値)による判断で生産数やサイズ、カラーバリエーション等の決定が行われてきたが、その販売数と生産数に相違が起こり、欠品による機会損失や在庫過剰により商品の値引きなども多く見られてきた。
本サービスを導入することにより、商品生産前にサンプル商品情報を店舗の販売員にアプリ内共有し、その商品の評価を得てデータ集計することで、生産数や注文数、販売可否の参考にすることが可能となる。
さらに店舗販売員の生の声を元に商品生産を行うことが可能となるため、販売スタッフは、自分が評価した商品ということで入荷時から愛着を持ち、モチベーションを高めて販売促進に繋げることができるという。
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