2019年3月6日、三光マ一ケティングフーズは、居酒屋ブランド「金の蔵」のモバイルアプリ「金の蔵公式アプリ」に、新機能となるサブスクリプション型「お得定期券」機能を追加実装を発表した。なお、居酒屋業態で自社アプリを活用したサブスクリプションサービスを提供するのは、日本初の試みとなる。

同サービスは、アプリ内にある「プレミアム飲み放題定期券」のプランに登録することにより、金の蔵全店でプレミアム飲み放題120分(90分LO)が、2019年3月5日より月額4,000円で毎日利用できるという。利用方法は、専用アプリをダウンロードし、プランを登録。チケットを選択し、店舗で提示するわずか3ステップのみとなっている。

同サービスの特徴は以下のとおりだ

  • これまで、紙のカードやプラスチックカードで運用していた購入型お得定期券をスマホアプリ内で提供可能(印刷コスト削減と顧客のカード忘れ防止)
  • アプリ内からクレジットカード決済で、店舗に行かなくてもお得定期券の購入が可能
  • 購入型お得定期券をサブスクリプション型(定額継続課金型)で運営可能

サブスクリプション型(定額継続課金型)は、ソフトウェアや動画・音楽などのデジタルコンテンツ、アパレルや靴のレンタルサービスなど小売業でもトレンド化している。同社は、特に外食産業ではお得な定期券というスタイルを通じ、サブスクリプション型の販促施策を実施することで、顧客のリピート来店促進やCRM推進を成功させている背景があることから、サブスクリプション型サービス導入に至ったという。

今後は、来店ユーザーの店舗リピート率を向上し、サブスクリプション型アプリサービスを通じ毎月の固定売上の獲得およびロイヤルユーザーの満足度向上による関係強化を図るという。

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