平均16万円強の出費。2019年就活実態調査、最大の悩みは就活費用の結果に

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キャリア支援事業のサポーターズは、2019年卒業見込みの日本全国の大学生560名を対象に、就職活動(以下、就活)に関する実態調査を実施した。
その結果、就活生の最大の悩みは平均16万円強となる就活費用であることが浮き彫りとなった。

特に交通費や宿泊費の負担が大きく、就活費用の全国平均は16万1,312円、そのうち地方学生は、関東学生の平均費用よりも5万4,969円高い結果となった。

また、年内に就活を開始した割合は、前々年の46.8%に対し70.7%と非常に多い。
就活終了時期も、6月の選考解禁前に終了している人は、前々年の26.0%に対し39.8%と増加。就活開始・終了ともに早期化傾向にあることがわかった。

調査結果の概要は以下のとおりとなっている。

就活前に不安だったこと、就活後実際に大変だったこと

就活前に不安を感じることのトップ3は以下のとおり。

  1. 就職できるかどうか60.4%
  2. 志望業界や企業が定まらない44.5%
  3. 自己分析が進まない37.7%

就活後実際に大変だったことのトップ3は以下のようになっている。

  1. 就活費用34.1%
  2. スケジュールの過密さ33.6%
  3. エントリーシートなどの負担30.2%

就活費用は就活前では31.4%で5位だったのに対し、就活後では1位となっている。就活においては就活費用が想定外の負担となっていた。

就活費用

就活費用では、トータルとして全国平均16万1,312円、関東平均12万7,664円、地方平均18万2,633円だった。就活費用のなかでも特に交通費・宿泊費が大きな負担となっている。

上京回数

地方学生のうち83.7%が就活のために上京していた。回数は、5~10回が27.6%と最も多かった。

就活が満足、もしくは不満足に終わった理由

自身の就活に満足できた人が考える理由と、満足できなかった人の理由では、どちらとも以下の3点ができたかできなかったかの違いによる。

  1. 徹底した自己分析
  2. 早期に動く
  3. 面接対策

自己分析をしっかり行い、夢や目標を明確化し、早期に動くことが満足度の高い就活に繋がっていることがわかる。

就活の開始時期と終了時期

就活開始時期では、97.1%が3月の就活解禁前に開始している。特に就活を年内に開始した割合が70.7%と、前々年の46.4%に比べ増加している。
また39.8%が6月の選考解禁前に就活を終了(内定承諾)しており、この割合は前々年の26.0%に比べて増加している。
このことから、就活開始・終了ともに早期化していることがわかった。

なお、本調査の調査期間は2018年12月5日~2018年12月12日に行われた内容となる。

<参照元>
「就活実態調査2019公開!最大の悩みは就活費用で平均16万円強~就活は早期化が進む。就活満足度は自己分析と早期行動が大きく起因~」
サポーターズ

img:VOYAGE GROUP

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