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総合転職エージェントのワークポートが、全国の転職希望者とSNS利用者205人を対象に、【定年退職】についてアンケート調査を行った。
調査概要
- 調査内容:定年退職について
- 調査対象者:当社利用者とSNS利用者
- 有効回答:205人
- 調査期間:2019年1月30日~2月14日
「適切な定年退職の年齢は65歳」と考える人が46.3%
定年退職する年齢について何歳が適切だと思うか質問したところ、最も多かったのは「65歳」(46.3%)となった。次に「60歳」(22.0%)、「70歳」
(17.6%)と続いた。
65歳と答えた理由では、「年金受給開始の年齢なので」(40代・男性・営業)といった現在の年金制度を理由としたものや、「平均寿命が延びたため」(20代・女性・クリエイター)、「これから先、人手不足になるため」(30代・男性・公務員)といったように日本の少子高齢化を懸念した意見が多く挙げられた。
60歳と答えた人の理由では、「体力的な問題が出てくるから」(20代・男性・製造)や「元気があるうちにリタイヤして旅行などに行きたい」(30代・男性・システムエンジニア)といった、体力面を懸念した理由と退職後のセカンドライフを重視する理由に大きく分かれた。
70歳と答えた理由では「高齢化社会で年金支給額が少ないと思われるため」(30代・男性・管理)、「最近70歳でも元気に働ける人が多いし、自分の時代でも70歳は問題なく働けると思うので。」(30代・女性・管理)など、今後の年金制度の変化を予想した意見もみられた。
「自分は70歳まで働く」と予想する人が27.8%で最多
自分は何歳まで働くと思うか質問したところ、「70歳」と答えた人が最も多く、27.8%でした。次に「65歳」が26.3%、「60歳」が20.0%となった。
70歳と答えた理由では「働かないと生活できなさそうだから」(20代・男性・機械系エンジニア)、「年金も貯金も十分ではないだろうから働くしかない」(40代・女性・管理)といった、経済状況の不安を理由にしたものが多くみられた。
定年退職の適切な年齢を65歳と考える意見が一番多かったことから、定年退職の理想と自分が働き続ける実際の年齢とでは、すでにギャップが生じていることが考えられるという。
約80%が「自分の老後に不安を感じている」 最大の懸念は経済状況
自分の老後(65歳以降の生活)に不安を感じるか質問したところ、81.5%が「はい」と回答した。
具体的な不安については、「自由な時間ができてもお金に余裕がなさそう」(20代・女性・営業)、「本当に年金がもらえるのかどうかもわからない」(30代・男性・運輸、交通)といった、年金や生活費の確保といった経済状況を心配する理由がほとんどだった。
<参照元>
「<働くみんなのホンネ調査>全国の働く人を対象に「定年退職」について調査を実施」ワークポート調べ