人体認識技術を用いて、テレビ視聴者の視聴態勢から「視聴質」データを取得・提供するTVISION INSIGHTSは、「2018年 年間テレビCM注視度ランキング」を作成、2019年2月27日にそのランキングを発表した。
今回のランキングは、独自に計測した視聴質データをもとに、2018年1年間を通じて視聴者がどんなCMを注視していたかに着目。
その結果、個人全体の1位はKDDI「意識高すぎ! 高杉くん お見舞い」篇30秒だった。また、アマゾンジャパン(アマゾンプライム)とNetflixの動画配信サービス、グーグルやバイドゥのアプリサービスなどがランクインした。
全体ではKDDIがトップで5件が20位以内にランクイン
ランキングでは、AI値(注視度)の高い順に順位づけした。数値が高いほど、CMが流れている時に画面を注視していた時間が長く、人数も多いことを示すという。
まず、個人全体の1位はKDDI「意識高すぎ! 高杉くん お見舞い」篇 30秒がAI値0.94でトップ、2位はNTTドコモ「いたずら」篇 30秒の0.91、3位はニベア花王 「ハンドミルク・嫁姑」篇 30秒の0.89だった。
このようにKDDIがトップとなり、同社は合計5件が20位以内にランクインしている。
また、俳優・中村倫也さんがママ役をされたバイドゥ「きせかえキーボード・Simejiってご存知?」篇 15秒が0.97で1位にとなった他、住宅情報や調味料などのCMがランクインした。
2018年に続き15秒CMが多く目立つ結果となった。F1層は45秒・90秒CMがランクインした。M3層・F3層は30秒CMを中心に、M3層は携帯電話キャリアが多数、F3層は保険のCMが他の層よりも多かった。
F1層は、KDDI「意識高すぎ! 高杉くん お見舞い」篇 30秒が1.07でトップ、そして女優・佐藤仁美さんが出演するRIZAP「佐藤進化」篇 15秒が0.99で2位にランクインした他、アプリや動画配信、AIサービスなどのCMが注目された。
M3層は、KDDI、NTTドコモ、ソフトバンクモバイルの携帯電話キャリア3社で7件ランクインする他、俳優・役所広司さんがボーカルをされたダイワハウス「物流にAIを」がAI値0.96で3位にランクインした。
F3層には料理愛好家・平野レミさんと、食育インストラクター・和田明日香さんが共演するニベア花王「ハンドミルク・嫁姑」篇 30秒がAI値1.11で1位となった。
<参照元>
「2018年度『年間テレビCM注視度ランキング』発表。 年齢層別では、アマゾンプライムやNetflixの動画配信サービス、グーグルやバイドゥのアプリサービスなどのCMもランクイン」
TVISION INSIGHTS