BIGLOBEは、「動画に関する意識調査」を実施し、2019年2月27日に調査結果の第1弾を発表した。

それによると、テレビとネット動画・番組で面白いのは「テレビ」が6割もおり、20代は「ネット」が過半数を占めた。

調査概要は以下のとおりとなる。

  • 調査対象

    インターネットを利用する方のうち、スマホを所有する全国の20代~60代の社会人男女1,000人
  • 調査方法

    インターネット調査
  • 調査期間

    2019年2月5日~2月7日

8割弱が「テレビ番組がつまらなくなったと感じる」

この調査は、インターネット利用者のうち、スマホを所有する全国の20代~60代の男女1,000人を対象にアンケート形式で実施した。なお、それぞれの年代カテゴリは200人ずつ、性別カテゴリは100人ずつ抽出している。

まず、20代から50代の男女1,000人にテレビ番組とネット動画・ネット番組のどちらが面白いかを質問したところ、6割強がテレビ番組と回答した。しかし、一方で20代に限ると、ネット動画・ネット番組の方が面白いと過半数が回答した。

また、以前と比べてテレビ番組がつまらなくなったと感じるかについて質問したところ、「感じる」「やや感じる」と回答した人が合計78.6%と多数を占めた。

理由は「番組に個性がない」(55.9%)を筆頭に、「表現の自主規制が増えた」(41%)、「やらせや予定調和的な構成が多い」(37.9%)と続いた。

そして、テレビの自主規制は強くなっていると感じるかを質問したところ、「感じる」(35.3%)、「少し感じる」(40.8%)と、自主規制の強化を感じる人が76.1%にのぼった。

テレビの自主規制が強まっているのは誰の影響かを質問したところ、「視聴者」と回答した人が過半数の58.3%にのぼった。続いて「テレビ局」(38.6%)、「政治」(31.6%)という結果となった。

年代別に見ると、特に50代、60代は、他の年代と比較して「政治」の影響によりテレビの自主規制が強まっていると感じていることがわかったという。

犯罪行為を行った人物の出演する作品でも過半数が公開を希望

犯罪行為を行った人物の出演する作品の公開について質問したところ、「全面停止が望ましい」「期間を決めて全面停止が望ましい」と回答した人の合計が45.2%になり、半数近くが公開の停止を求めていることがわかった。

一方、「作品自体に罪はないので停止する必要はない」と33.2%が回答した。「劇場公開とネット配信は観客が自主的に観るものだから問題ない」と回答した21.6%と合わせると、過半数が何らかの形であっても公開を希望する結果となったという。

そして、ネット番組の良いところについて質問したところ、「見たい時に視聴できる」が40.1%で最多だった。続いて「興味関心に合う番組を選びやすい」(34.9%)、「場所を問わず視聴できる」(34.2%)という結果になった。

一方、テレビ番組の良いところについて質問したところ、「視聴することに手間がかからない」が60.5%で最多だった。続いて「ながら視聴ができる」(57.2%)、「公共性の高い情報がある」(40.5%)となった。

<参照元>
「面白いのは「テレビ番組」6割も、 20代は過半数が「ネット動画・番組」と回答  BIGLOBEが「動画に関する意識調査」第1弾を発表 ~テレビ「自主規制が強くなった」76.1%、 原因は「視聴者」過半数に~」
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