グローバルウェイが運営する「キャリコネ」は、ユーザー評価(5点満点)をもとに、「ホワイト度が高い業界ランキング」を作成し、発表した。
その結果、電気・ガスなどインフラ関連業界がトップにランクインしたことが明らかになったという。
調査概要は以下のとおりであり、上位3位までを紹介する。
- 調査内容
対象期間中に「キャリコネ」にユーザーからの評価が寄せられた企業を抽出し、業界別に「ホワイト度」評価の平均値を算出(5点満点) - 対象期間
2016年4月1日~2018年3月31日 - 回答者
キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員
1位は電気・ガス業界。上位にはインフラ関連の業界が連ねる結果に
1位電気・ガス業界
日常生活において欠かせない電気・ガス業界が1位に。労働時間の管理に注意が払われていて、福利厚生も充実している大手企業が多いことが結果に反映された。給与に関しても、大手企業の東京電力HDが年俸制への移行により一時期落ち込みを見せていたものの、近年は従来の基準に戻りつつあるとされている。
2位鉱業界
この業界には主に石油や石炭、金属などの鉱物を採掘・精錬する企業などが含まれる。為替の変動や世界情勢といった事が業績に影響を与えるため、リスクの大きい仕事といえるが比較的競合が少ない。そのため安定感を覚えている社員もいることが、口コミから伺えた。仕事量と比較した上での給与満足度や、一定水準以上の福利厚生がホワイト度高評価に繋がっているとしている。
3位リース・消費者金融・クレカ・信販
3位の業界は銀行や証券といった、保険を除いた金融系の企業が集まる業界だ。大手企業である三菱UFJニコスでは、社員の労働時間削減に力が入れられている。その他にも週に2回ノー残業デーを設置する、産休や育休だけでなくボランティア休暇なども設ける、といった取り組みが見受けられた。
ランキング上位を占めているインフラ関連の業種からは、比較的競合が少ないためなのか「のんびりしている」という風に自社を評価する声が多く聞かれた。企業の規模が大きく、待遇の良い企業が多いことも要因の一つとして挙げられる。
一方、ホワイト度が低いという口コミが挙がったのが、働き方改革などの影響を受け改善傾向にあるものの、業務上長時間労働になりやすい建設・不動産業界や運搬関連業界土日祝日の休みが取りにくい小売業界などだった。
img:PR TIMES