マクロミルと翔泳社は共同調査により、フリマアプリ利用者1,000人を対象に“フリマアプリが購買行動に与えた影響”に関する調査を実施した。
その結果、フリマアプリ利用者の3人に1人は、出品することを想定して買い物していることがわかったという。
調査概要は以下のとおりだ。
- 調査方法
インターネットリサーチ - 調査対象
全国15~59歳のフリマアプリ利用者(マクロミルモニタ会員) - 割付方法
フリマアプリ1年以内利用者の性年代別出現比率に合わせて割付/1,000サンプル - 調査期間
2018年12月14日(金)~2018年12月16日(日)
調査結果は以下の通りである。
「服」「靴・バッグ」「書籍・雑誌・コミック」が取引のメインに
フリマアプリの直近1年の利用状況を、“購入”と“出品”という視点でみると次の結果となった。
“購入”されている商品カテゴリーは、1位「服」41%、2位「書籍・雑誌・コミック」23%、3位「靴・バッグ」21%。
“出品”されている商品カテゴリーは、1位「服」60%、2位「靴・バッグ」37%、3位「書籍・雑誌・コミック」36%。
順位は異なるものの、“購入”“出品”ともに商品カテゴリーの上位の顔ぶれはほぼ一致したという。また、フリマアプリでのメイン取引商品は「服」であることがスコアからもみてとれ、次いで「靴・バッグ」「書籍・雑誌・コミック」という状況であった。
出品者の3人に1人は、出品を想定して買い物をする
“はじめからフリマアプリで売ることを想定して”商品を購入した経験は、「ある」が34%、「ない」が66%という結果に。このことから、出品者の3人に1人が不要になったものを出品するのではなく、最初から出品を想定して買い物をした経験があることがわかったという。
売ることを想定して購入した具体的な商品カテゴリーは、上位3位が「服」14%、「書籍・雑誌・コミック」9%、「靴・バッグ」7%となり、直近1年間にメインで取引きされているものと一致するとの見解を示した。
4割がフリマアプリによる買い物や生活意識の変化を実感
フリマアプリを利用するようになって、買物に対する考え方や生活の変化を実感しているかどうかを尋ねると、「大きく変わった」が14%、「変わった」が26%となり、合計40%が変化を感じている結果となった。また、「まったく変わらない」は5%に満たず、ほとんどの利用者が少なからず生活の変化を感じているとした。
具体的な変化としては、「不要品を捨てることが減った」42%が最多。従来はゴミとして捨てられていたものが二次流通市場に出回っている様子がうかがえるとしている。
また、「売るときのことを考えてモノを大切に使うようになった」30%や「商品を買うときにいくらで売れるかを意識するようになった」22%なども上位に挙げられ、フリマアプリによる生活意識の変化が垣間見える結果となった。
<参照元>
「フリマアプリが購買行動に与えた影響とは?フリマアプリ利用者1,000人調査」
HONOTE