ミレニアル世代の3人に1人は旅行前のネット検索がストレスに

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宿泊先を探して、簡単に予約できるHotels.comは、世界26カ国の旅行者方を対象に休暇に向けた事前リサーチに関する調査を実施し、2019年2月26日にその結果を発表した。

それによると、旅行者は、旅行前のネット検索作業で疲労困憊していることがわかったという。

32%が旅行の事前計画は人生における最大のストレスの一つと回答

この調査は、One Poll社によって2019年2月に実施され、世界26カ国の7,800名(うち日本人回答者は300名)が回答した。

まず、世界のミレニアル世代の旅行者のおよそ3人に1人(32%)が、人生における最大のストレスの1つとして、旅行の事前計画を挙げているという。また、7人に1人以上が予約前に20時間以上を検索に費やしており、その結果、自撮りをしたり、ブランチをしたり、ホットヨガをしたりする時間がなくなってしまう回答しているという。

さらに、37%はスクロールのしすぎで、間違った場所や日付で予約をしてしまったことさえあると回答しているという。

また、ネット検索疲れが始まるまでにかかる時間は46分であるという。ネット検索を避けるために、世界のミレニアル世代の52%の旅行者は以前行ったことがある場所を旅行先に選び、さらに25%は旅行を断念しているという。

さらに、40%は検索が面倒という理由で十分に探さないまま予約をしたことで、必要以上にお金を払ってしまったと考えており、36%は検索疲れから逃れるため、友人に約2万円を支払ってでも検索作業を依頼したいと思っていることがわかったという。

この検索疲れは、職場での生産性にも大きな影響を与えているという。世界のミレニアル世代の旅行者の44%がオフィスでこっそり休暇の検索をしていることを認めており、さらに29%がそのせいで仕事が捗らなかったと答えているのだ。

同社では、休暇の行き先を最終的に決めるまでに、22%ものミレニアル世代が11件を超える休暇の過ごし方の候補を検討しているという事実も、驚くことではないとしている。

世界の91%もの旅行者は、休暇の最終決定を下す際に他の旅行者の口コミ評価を参考にしており、検索から予約というプロセスにおいて、口コミはとても重要な役割を果たしていることもわかった。

日本では検索にわずらわしさを感じるものの計画にはそれほど抵抗なし

一方、日本のミレニアル世代の旅行者も、世界全体のミレニアル世代の旅行者と同様、休暇のための検索にはネガティブな感情を抱いているようだという。「休暇の検索で、さまざまな候補を検討することにうんざりする」と答えた日本のミレニアル世代の旅行者は47%にのぼり、「休暇の検索で、候補の数に圧倒される」と答えた人も61%となったという。

その一方で、「休暇の計画は人生最大のストレスの一つ」と答えた日本のミレニアル世代の旅行者は18%にとどまり、世界全体の32%を下回った。このことは、日本のミレニアル世代の旅行者にとって、休暇の検索自体にわずらわしさを感じるものの、休暇の計画自体にはそれほど抵抗がないということを示していると考えられるという。

同社では、他国と比較して、一般的に長期での休暇を取得することが難しい日本では、休暇の計画自体が日々の忙しい生活から解放してくれる存在であるのかもしれないと分析している。

また、世界全体と比較すると、日本のミレニアル世代の旅行者は、休暇の計画はかなり前に始める傾向があるが(日本のミレニアル世代の旅行者の48%は31日以上前に計画を開始、対して世界のミレニアル世代の旅行者では27%)、その一方、「完璧な休暇にするために週末ずっとネットで候補を検討する」「完璧な休暇の過ごし方を見つけるために毎日検索する」と答えた日本のミレニアル世代の旅行者は、世界のミレニアル世代の旅行者を下回った(それぞれ日本45%:世界77%、日本38%:世界59%)。

これは、日本のミレニアル世代の旅行者の場合、仕事などでなかなか休暇のための検索の時間が取れず、休暇の検索については効率を重視して行いたいと思っているニーズを潜在的に表していることが考えられるとHotels.comはみている。

<参照元>
「Hotels.com、休暇に向けた事前リサーチに関する調査結果を発表世界のミレニアル世代の3人に1人がネット検索疲れを感じていることが判明」
Hotels.com(PR TIMES

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