エン・ジャパンは、同社が運営する派遣のお仕事まとめサイト『エン派遣』上で、サイト利用者を対象に「副業」についてアンケート調査を行ない、2,139名から回答を得た。そして、2019年2月25日にその結果を発表した。
それによると、48%が「副業経験がある」と回答し、副業経験者が多い雇用形態は「フリーランス」だった。
副業を経験、あるいは興味がある人は93%にも上る
まず、副業経験の有無について聞くと、48%が副業経験者(現在副業中:15%、過去に副業をしたことがある:33%)だった。「副業をしたことはないが興味はある」(45%)を含めると93%にのぼり、副業への関心の高さがうかがえるとしている。
雇用形態別にみると、副業経験者が最も多いのは「フリーランス」(現在副業中:24%、過去に副業をしたことがある:34%)だった。
次に、副業経験者に副業をした理由を聞いたところ、第1位は「副収入が必要だから」(68%)だった。
また、副業を経験した感想として「副収入が得られた」(50%)となっており、副業の目的を果たせた人が多かったようだ。次いで「体力的に大変だった」(48%)、「良い経験になった」(44%)が続いた。
副業を成功させるポイントのトップ3は「体力的に無理をしない」(50%)、「通勤に時間のかからない勤務地を選ぶ」(42%)、「メインの仕事に支障がない条件を選ぶ」(40%)だった。
エン・ジャパンでは、副業を始める際は、本業が疎かにならないよう、仕事内容や勤務条件に配慮した仕事選びが必要なようだと提言している。
希望職種は「オフィスワーク・事務系」、希望曜日・時間帯は「土日の昼間」
副業をする場合の希望条件を聞いたところ、職種は「オフィスワーク・事務系」(52%)、副業をしたい曜日・時間帯は「土日の昼間」(37%)がそれぞれ最多だった。また、以下で副業をしてよかったと感じたエピソードをいくつか紹介する。
- いろんな業種を経験できるので、次に新しい仕事をするときでも、前の仕事の経験を活かせるシーンが増える。(23歳女性)
- ダブルワークを通じて、1つの職場では分からなかった自分の未熟さや無知さを再確認することができた。メインの仕事と副業はサービスを提供するという点は共通していたが、そのやり方や質の違いに刺激を受けた。(26歳女性)
- 引っ越しのアルバイトを毎週末に1回程度やっていた時期がありました。本職がデスクワークだったので、副業が良いトレーニングやリフレッシュにもなり、メインの仕事が捗りました。(27歳男性)
- 1カ所だけのお仕事では絶対に身につかないような能力、例えば企画力、広い視野、気づかい、人脈などが手に入っているので、とても充実しています。(40歳女性)
<参照元>
「「副業」実態調査 2人が「副業の経験あり」と回答。 副業の目的、第1位は「副収入を得たいから」」
エン・ジャパン