Z世代の約6割がSNSをきっかけにTVや映画などのコンテンツを視聴する傾向に

TesTeeは、同社が運営する若年層リサーチ結果を発信するメディア「TesTee Lab!」で10代、20代男女1,237名(10代男性302名、10代女性311名、20代男性307名、20代女性317名)を対象に「SNS利用に関する調査」を実施、2019年2月21日にその結果を発表した。

それによると、利用しているSNSは、いずれの性年代においても第1位は「LINE」となり、およそ9割の若年層男女が利用していることがわかった。

利用しているSNSはLINEがトップ。約9割が利用

まず、SNS利用者である10代、20代男女1,237名を対象に、「利用しているSNS」について調査した。その結果、いずれの性年代においても第1位は「LINE」となり、およそ9割の若年層男女が利用していることがわかったという。

また、「Twitter」は10代女性が約7割ともっとも利用率が高く、他性年代でも利用率は約6割と高い傾向にあったという。

その他のSNSでは年代や性別で利用率にばらつきが見られ、「Instagram」は女性の利用率が高く、「TikTok」では10代男女、「Facebook」は20代男女の利用率が高い結果となった。

続いて、各SNSの利用者を対象に「TVや映画などを見た際、SNSでハッシュタグを検索したり、出演者のSNS投稿を見たりしたことがありますか?」と聞いた。その結果、10代男性は48.7%、10代女性は69.1%、20代男性は39.4%、20代女性は59.6%となった。

同社では、10代、20代ともに男性よりも女性の方が気になったTVや映画、出演者のSNSをチェックしている様子が伺えたとしている。また、10代男性でも約半数の人が「ある」と回答したことからも、若年層のSNS利用はメディアと密接な関係があるとの考えを示した。

約6割がSNSをきっかけにTVや映画を視聴した経験あり

続いて、SNSとメディアとの関係をさらに紐解くために、各SNS利用者を対象に「SNSで話題になっていたことがきっかけでTVや映画などを見たことはありますか?」と聞いた。

SNSをきっかけに「(TVや映画を見たことが)ある」と回答した人は10代男性で60.3%、10代女性で74.6%、20代男性で48.2%、20代女性で57.7%となった。

全体では60.2%となり、若年層の約6割がSNSをきっかけにTVや映画などを視聴した経験があることがわかったという。

さらに、「TVや映画などを見た際、SNSに自分の感想や意見などを投稿したことはありますか?」と聞いた。

「投稿したことがある」と回答した人は10代男性で35.1%、10代女性で41.5%、20代男性で31.9%、20代女性で36.3%となった。

最後に、「TVや映画などを見た際、SNSに自分の感想や意見などを投稿したことがある」と回答した人を対象に、投稿時の心情を聞いた。

その結果、以下のような声が聞かれたという

このように、男性からは「記録」や「感想」、女性からは「共有」や「おすすめ」というというキーワードが多く挙がり、SNSに投稿する際の目的も男女で異なっている様子が伺えたという。

全体で共通していたのは、「良いものを人に勧めたい」という気持ちがあって投稿するという意見だった。

<参照元>
「【若年層男女1,237名】SNS利用に関する調査」
TesTee

モバイルバージョンを終了