アルメックスは、病院に提供してきた再来受付機や自動精算機のテクノロジーと知見を集大成した次世代受付「Sma-pa TERMINAL」を開発し、2019年2月18日(月)より発売することを発表した。
「Sma-pa TERMINAL」は、診察の受付から支払いまでの機能が一体となった受付機となっており、搭載されている顔認証には、受付・精算や保険証の自動確認、同時にサーマルカメラによる体温測定発熱検知と連動させることが可能になるという。加えて、特許申請中の、一人の顔認証から、複数関係者の続柄に紐づく技術が搭載予定だ。
他にもマイナンバーカードや免許証のIC読み取りによる本人確認・初診登録、各種証明書のOCR読み取り、お見舞い時の面会証発行機能も備えているため、病院職員の受付工程を削減できる。
また、ユーザーの利便性を高めるために「Sma-pa TERMINAL」と同期の取れるスマホアプリも開発。ユーザーは、スマートフォンをリンクさせることで、受付をはじめとする各種サービスをスマホから利用可能になるという。
主な特徴は以下のとおりだ。
- 顔認証の登録に、患者様の続柄まで網羅。特許申請中の技術を搭載
患者の関係者の続柄を付帯して登録する技術と顔認証した本人と関係のある人物を探し出す技術の融合を実現。そのため患者様の関係者が本人に代わって受付・精算をしたり、確実に面会証の発行が可能に。
また、患者本人が幼児の場合や意識がない場合、認知症により自分の親族を認識できない場合でも医療スタッフからみて、患者の関係者であることが確認できるという。なお、他人のなりすましなどの防止にも繋がるという。 - 「支払い待ち時間ゼロ」と「手ぶら診療」の実現
決済機能が再来受付機能と一体化しているため、患者は受付時に診療費の後払いを申告することで、診察後にそのまま帰宅することができるという。
「支払い待ち時間」が実質ゼロになるだけでなく、顔認証登録と組み合わせることで、診察券の読み取りも省略可能になり、“手ぶら診療”が実現する。 - 医療安全に寄与
『Sma-pa TERMINAL』は、サーマルカメラによる発熱検知を受付時に行えるため、ウォークイン患者のトリアージ支援につながるだけでなく、面会証の発行時にお見舞い客の発熱を検知することで、外部からの院内感染を未然に防ぐ効果が期待できるという。
- 一体型のため初期導入コストを大幅抑制
『Sma-pa TERMINAL』は様々な機能が集約された一体型受付機(※一部オプションあり)であるため、機能ごとにハードウェアを新規購入または改造する必要がなく、最小コストで導入が可能となる。
また、必要な機能を必要な時にアドオンできるマルチKIOSKをコンセプトに開発されているため、導入時のベース機能に必要なソフトウェアを月額サービス料を追加していただくだけで新しい機能が利用可能となる。
同社は、『Sma-pa TERMINAL』を通して、病院に新しい受付スタイルを提案すると同時に、今後病院経営の向上へ貢献していくとしている。
img:PR TIMES