ウルクスは、就職・転職時にはどんなトラブルが起こりやすいのか、そしてそれを回避するためのアクションを明らかにすることを目的とし、働く20代~50代の男女162名に就職・転職時のトラブルに関するアンケート調査を実施。その結果を発表した。

調査概要は以下のとおり。

・調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
・調査内容:就職・転職時のトラブルに関する意識調査
・調査対象者:働く20代~50代の男女162名
・調査期間:2019年2月7日(木)~2月8日(金)

就職時・転職時に「トラブルの経験あり」56.2%。トラブル原因NO.1は「在籍企業のトラブル」

就職・転職時に企業とのトラブル経験がある人は、半数以上の56.2%だった。トラブルがあったのは、具体的にどんな内容だったのだろうか。

トラブル経験がある人によると、一番多かったのが、「在籍企業とのトラブル」で38.3%、次いで「就職先・転職先企業とのトラブル」で36.2%だった。

具体例を以下に記載する。

  • 在籍企業とのトラブル
  • 「転職先が決まってから、辞職願をだしました。前の職場の誰にも相談せずに転職を決めたので、上司からも同僚からも引き止めが酷かったです。(30代女性 事務 医療福祉業)」

  • 就職先・転職先企業とのトラブル
  • 「先に内定の決まっていた企業に、断りの返事をしたら嫌がらせをされた。(30代男性 団体職員 農林水産業)」

  • 転職時の不信感
  • 「転職時に雇用契約書をすぐ用意してもらえず、入社2~3週間後に渡された書類は不備だらけ。誠意があるかも疑わしく、結局退職しました。(40代女性 営業企画 情報サービス業)」

  • “就職・転職時にトラブルはない”と回答していても
  • 「前の職場は8ヶ月で退職しました。ヘッドハンティングでしたが、お局様にパワハラされました。パワハラが原因だと明確だったので、退職時にトラブルはなくあっさり退職でした。(30代男性 医療経営 医療福祉業)」

理想の働き方は「1社で長く働きたい」の43.8%

「あなたは今後、どのように働きたいですか?理想をお教えください」という質問に対して、「1社で長く働きたい」と回答した人は、43.8%にも上った。さらに「転職を重ねてキャリアアップしたい」と回答した人は8.7%に留まり、「1社で長く働きたい」派の5分の1程度となった。

企業の求人が増え続けていても、なかなか転職に腰が重く、求人数に対して転職希望者が少ない、といった現状とも一致している。

他に、「本業と副業を両立したい」と回答した人は32.7%となっており、主な仕事に加えて副業の2本柱を持ちたい、と考える人が一定数いることがわかるとしている。

<参照元>
​転職時に「トラブル経験あり」は過半数 – 転職市場は活発だが、働く人々の本音は「1社で長く働きたい」43.8%
img:ウルクス