LCNEMは2月11日、ブロックチェーンを活用したチケット転売防止システム「ちけっとピアツーピア」の、課金ゲームアカウント転売防止にも応用できる改良を発表した。
「ちけっとピアツーピア」とは、nemブロックチェーンを利用したチケット管理システムで、以下の特徴がある。
- 転売対策が容易
- 今回の改良により、チケット転売のみに限らず、課金ゲームアカウントの転売対策にも有効
- ソフトウェアライブラリとして提供する予定
チケットやゲームアカウントの転売を防止に繋がる改良点
今回の改良は2点としている。
- チケットやゲームアカウント引き継ぎIDの、暗号学的ハッシュ関数の出力2種類を導出し、それらを楕円曲線暗号の秘密鍵とみなす。
- ブロックチェーンのプロトコルに従って秘密鍵から公開鍵、アドレスを導出し、2つのアドレスに転売通報済かどうかと入場済かどうかをトランザクションで記録する。
ゲーム理論的な部分ゲーム完全均衡により、チケットやゲームアカウントの転売を防止することができる。現在、特許申請中だ。
同社は今後、サービスではなくソフトウェアライブラリとして「ちけっとピアツーピア」を提供予定。より多くのイベントやLIVEそしてオンラインゲームで使用されるために、大手イベント企業・エンターテイメント系企業・オンラインゲーム運営企業などとの提携を狙う方針を示している。
img:PR TIMES