2人に1人が派遣で働くことを許容。40代以上の女性では許容割合が6割強に

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ディップ総合研究所は、自社で運営するアルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」の会員3,516名を対象に「派遣就業に対する意識調査」を行い、2019年2月8日にその調査レポートを公開した。

この調査は、派遣会社が「求人募集~登録~定着」のプロセスにおいて、求職者の実態やニーズを把握し、より求職者に寄り添った採用活動が行えることを目的として、求職者の「派遣就業に対する許容度」、「就業意向に影響する11項目」、「派遣就業に対する印象」、「希望、許容職種」などについて調査したもの。

それによると、2人に1人が派遣で働くことを許容していることがわかったという。

51.9%の人が派遣で働くことを許容

まず、「長期(3カ月以上の長期前提)の仕事探しをする際に、派遣で働くことに対する就業意向度について当てはまる内容を1つ選択してください。」と聞いた。

その結果、「派遣で働きたい」10.8%、「派遣で働いてもよい」41.1%、合わせて51.9%の人が派遣で働くことを許容していることがわかったという。

全体の傾向として、男性よりも女性の割合が10ポイントほど高く、男女共通して年齢が上がるに応じて許容している割合が高くなっている。また、女性の40代以上においては許容割合が60%を超えていることがわかった。

次に、「派遣(3カ月以上の長期前提)の仕事について、就業意向度をお伺いします。」と聞いた。

その結果、派遣就業意向に影響する11の項目について、「これがないと応募すら検討しない」「とても意向が高まる」あわせてもっとも応募意向が高まると回答した項目第1位は「働く時間や期間などの融通が利く」73%だった。

次いで2位「交通費が支給される」69.7%、3位「パート・アルバイトよりも時給が高い」64.3%となり、上位3項目については「これがないと応募すら検討しない」と必須要件して挙げた求職者が20~30%となっており、他項目と比較しても約2倍以上の結果となった。

また、11項目すべてで「これがないと応募すら検討しない」、「とても意向が高まる」の合算が50%を超えており、11項目それぞれが、応募意向を高めるために重要であることがうかがえるとしている。

続いて、派遣就業を許容する層と許容しない層に分けた就業意向に影響する11項目への印象を調査した。

許容する層におけるポジティブ回答は、「パート・アルバイトよりも時給が高い」62.4%、「応募から採用までの選考期間が短い」59.2%、「登録・面接時に準備する書類が少ない、手間がかからない」51.8%など、上位7項目が40%以上となった。

また許容しない層は、「パート・アルバイトよりも時給が高い」におけるポジティブ回答が38.9%と、許容する層と大きく異なる結果となった。

<参照元>
「これまでの求人募集が変わる!求職者が応募したくなる採用のヒント~アルバイト・パート3,000人アンケート~」
ディップ総合研究所

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