F1層のマーケティングに特化したミュゼマーケティングが「キャッシュレス」に関するアンケート調査を実施、2019年2月7日にその結果を発表した。

それによると、今後のキャッシュレス化に向けて前向きな女性は74%もいたという。

日本全体より2倍近いF1層のキャッシュレス比率

近年、スマートフォンの普及に伴って、QUICPayやiDなどの決済アプリで支払いをする人が増えている。

そこで、次世代のキャッシュレス普及の鍵を握る全国のF1層(全国20~34歳の女性)1,730名に、現在の決済事情やキャッシュレスの未来についてリサーチした。

まず、普段の買い物で一番多い支払い方法を聞いたところ、「現金」派が68%と半数以上を占めた。20・30代女性の主流は現金払いのようだという。

しかし、日本のキャッシュレス決済比率18.4%に対し、F1層の比率は31%と多く、その内訳は、「クレジットカード(26%)」「SuicaやPASMOなどの交通系ICカード(2%)」「デビットカード(2%)」「LINE PayやQUICPayなどのスマートフォン決済(1%)」となった。

同社では、キャッシュレスの選択肢が増えてきている状況がうかがえるとしている。

続いて、コンビニなど少額な買い物での決済方法について聞いたところ、こちらも「現金(56%)」がもっとも多い結果となった。次いで、カード1枚で手軽に支払いができる「SuicaやPASMOなどの交通系ICカード(20%)」「クレジットカード(12%)」がランクインした。

また、LINE PayやQUICPayなどの「スマートフォン決済」は5%だった。利用頻度の高いコンビニなどでは、37%がキャシュレスで支払っていることがわかったという。

一方、洋服や家具など高額な買い物は「クレジットカード(60%)」「現金(35%)」と、金額によって支払い方法にバラツキが出た。

買い物消費額は高いが買い物の内容には変化が

そして、割り勘アプリを使っているか聞いてみたところ「はい(4%)」という結果に。種類は「LINE Pay(74.1%)」「kyash(15.7%)」「paymo(5.6%)」と、LINE Payの利用が大半であり、TVCMの影響や、日常のコミュニケーションでの利用の延長から利用されていることが見受けられたという。

仮想通貨を保有しているか聞いてみたところ、暗号通貨の保有状況は「はい(3%)」とごく一部の人のみが所有している結果となった。

また、キャッシュレスが普及して欲しいかを聞いたところ「はい」が61%であるのに対し、「いいえ」と答えた人は39%で、理由を聞くと「使いすぎが気になる(28%)」「セキュリティに不安がある(25%)」と回答した。

最後に、これからさらに発展していくキャッシュレス化に対してどう思うかを聞いたところ「不安はあるが使ってみたい(47%)」「新しい技術は積極的に取り入れたい(26%)」と回答した。

img:PR TIMES