インテージがスマートフォン、パソコン、両デバイスを併用する各ユーザーのログデータを一元化し、デジタルメディアの推定利用者数、利用率、利用時間、利用デバイスなどの利用実態を正確に計測できる「デジタル統合視聴率(ベータ版)」の提供を、2019年2月から開始することを発表した。

これにより、デジタルメディア、インターネット広告のプラットフォーマー、広告代理店などが、より正しく各デジタルメディアの価値を把握できることになり、マーケティング活用の促進などを行えるようになるという。

その問題を解決できる「デジタル統合視聴率(ベータ版)」は、スマートフォンとパソコンを一元化したログデータにより、現在のデジタルメディア利用実態に即した指標の提供が可能。特にスマートフォンではiOSとAndroidの主要OSを包含したうえで、ブラウザとアプリの使用状況まで把握できるようになるという。

これまでデジタルメディアのログデータは、スマートフォン単体(または単一OSやアプリデータのみなど)、パソコン単体など個々の限られた区分を元に作られた指標が主流だった。しかし、最近は両方のデバイスを使うことが一般的となり、個別のログデータからでは測定できないほどデジタルメディアは複雑な市場となっている。

同社は、今後はメディアプランニングにおいて、性年代だけでなく、インテージならではの生活者360°属性(消費行動や消費意識など)を取り入れることで、より自由度が高いターゲティングをできるようにし、リーチ効率が最大になるメディアの組み合わせの明示を目指す予定だという。

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