博報堂、ユーザー参加型のトークン配布メディアサービス「TokenCastMedia」を開発。ラジオ番組内でリアルタイム配布を実施

博報堂が発足した「HAKUHODO Blockchain Initiative」(博報堂ブロックチェーン・イニシアティブ)は、ブロックチェーン技術を活用して、トークンとして実装されたデジタルアセットを、リアルタイムで番組を視聴しているユーザーに対して一斉配布できるサービス「TokenCastMedia(トークン・キャスト・メディア)」を開発。

第一弾として、Dappsゲームのキャラクターやアイテムをラジオ番組内でリスナーに配布する「TokenCastRadio(トークン・キャスト・ラジオ)」の試験放送を、博報堂DYメディアパートナーズ、毎日放送、トークンポケット、フランジア、エヴィクサーと共同で3月に実施するという。

同サービスは、デジタルアセットの所有権を安全かつ迅速に移転できるブロックチェーン技術の特徴を応用し、トークンとして実装されたデジタルアセットの情報を埋め込んだ透かし音を放送してスマートフォンの専用アプリで検出することで、リアルタイムで番組を視聴しているユーザーだけがデジタルアセットを受け取ることができる、ユーザー参加型の番組制作を支援するサービスだ。

同サービスを活用して制作された番組では、ユーザーは視聴を通じて情報だけではなく、デジタルアセットのような価値を受け取ることが可能になるという。

同社は、同サービスを用いた番組制作により、メディアをこれまでの「多くの生活者に情報を一斉に配信する媒体」から一歩進めて、「多くの生活者に価値を一斉に届けることができる媒体」に進化させることを目指すという。

img:HAKUHODO

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