フューチャースタンダードは、顔認識技術を活用したサイネージの視聴効果計測サービス「SCORER for Signage」を正式リリースおよび販売開始を発表した。
「SCORER」は、カメラや映像に関する最新技術をブロックのように組み合わせ「安く・早く・簡単」に映像解析システムを開発できるプラットフォームだ。
同サービスは、後付けでUSBカメラと小型の専用端末をサイネージへ設置することで、顔認識技術によってサイネージ閲覧した人の性別・年齢別の視聴数が計測でき、ダッシュボードで効果を確認することができる。また、セットトップボックスと連携させることで、性別・年齢別のターゲティング広告も可能する。
特徴は以下のとおりだ。
- これまで得られなかった視聴数や属性の測定が可能
従来のサイネージにおいては、周辺の駅の乗降客数や交通量調査結果などをもとに、おおよその視聴者数しか算出できなかったが、視聴数を直接計測できるだけでなはなく、年齢・性別の属性情報の取得が可能となっている。 - プライバシー保護への配慮
端末内で解析を完結させることで、映像データは残らない仕様となっており、デジタルサイネージの視聴者に配慮した高いプライバシー保護を実現している。 - 費用対効果に見合ったランニングコスト
従来のAI映像解析では、多額の初期費用がかかったり、利用環境を一から構築する必要があったが、aspberry Piという汎用小型PCを利用することにより、費用対効果に見合ったランニングコストでの実装が可能だ。
img:PR TIMES