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MMD研究所が、「2019年2月 QRコード決済サービスの利用に関する調査」の結果を公表した。
調査期間は、2019年1月8日~10日。スマートフォンを所有している、20歳~69歳の男女887人を対象に調べている。
判明したポイントは次の4点。
- スマホ所有者が現在利用しているQRコード決済サービス。トップは「楽天ペイ」(9.4%)、次いで「PayPay」(8.1%)、「LINE Pay」(7.9%)
- QRコード決済を利用する理由。トップは「ポイントがたくさん貯まるから」(39.4%)。次いで「会計がスピーディーに終わるから」(31.9%)、「キャンペーンを知って興味を持ったから」(26.6%)
- 男女でもっとも差が出た項目は「お財布を持ち歩きたくないから」
- QRコード決済を利用しない理由。トップは「クレジットカードで十分だから」(43.1%)。次いで「現金で十分だから」(23.6%)、「個人情報や決済情報が漏洩しないか不安だから」(21.6%)
- 男女でもっとも差が出た項目は「お金を使いすぎてしまいそうだから」
- 未利用者のQRコード決済への意識。「店員にコードを読み取ってもらうタイプ」を利用してみたいという回答は24.7%、利用したくないという回答は39.4%
現在利用しているQRコード決済サービス、トップは「楽天ペイ」
調査ではまず、QRコード決済サービスの利用状況を調べている。「現在利用している」という回答がもっとも多かったのは、「楽天ペイ」(9.4%)だ。次いで「PayPay」(8.1%)、「LINE Pay」(7.9%)という結果が出ている。
名前のみを知っている人も含めた、各サービスの認知度も聞いた。トップは「LINE Pay」で86.8%。次いで「PayPay」が86.4%、「楽天ペイ」が79.0%とつづいている。
「現在利用している」で上位5サービスの利用状況を、男女別でみてみる。「楽天ペイ」を「現在利用している」と回答した男性(n=447)は11.6%、女性(n=440)は7.0%だ。
「PayPay」では、男性は10.3%、女性は5.9%。
「LINE Pay」についてみると、男性8.9%、女性6.8%となる。
「d払い」を「現在利用している」と回答した男性(n=447)は6.7%、女性(n=440)は7.0%。
「Amazon Pay」では、男性4.5%、女性3.0%となっている。
QRコード決済を利用する理由、トップは「ポイントがたくさん貯まるから」
つづいて、“QRコード決済サービスを利用する理由”について聞いている。対象は、いずれかのQRコード決済サービスを現在利用していると回答した188人だ。
結果、トップとなったのは「ポイントがたくさん貯まるから」(39.4%)。次いで「会計がスピーディーに終わるから」(31.9%)、「キャンペーンを知って興味を持ったから」(26.6%)とつづく。
男女別でみると、男女でもっとも差が出た項目は「お財布を持ち歩きたくないから」。14ポイントの差が開いている。
QRコード決済を利用しない理由、トップは「クレジットカードで十分だから」
“QRコード決済サービスを利用しない理由に”ついても調べた。対象は、いずれのQRコード決済サービスも利用していないと回答した699人だ。
トップは「クレジットカード(カードタイプ)で十分だから」(43.1%)だった。次いで「現金で十分だから」(23.6%)、「個人情報や決済情報が漏洩しないか不安だから」(21.6%)となる。
また、男女別でみると、男女でもっとも差が出たのは「お金を使いすぎてしまいそうだから」だった。8.5ポイントの差がでている。
未利用者の意識。「店員にコードを読み取ってもらう」と「自分でコードを読み取る」
調査では最後に、QRコード決済の利用意向を聞いている。対象は、いずれのQRコード決済サービスも利用していないと回答した699人だ。
「店員にコードを読み取ってもらうタイプ」については、「利用してみたい」「やや利用してみたい」と回答したのは24.7%となった。「あまり利用したくない」「利用したくない」と回答したのは39.4%だ。
一方、「自分で店舗側のコードを読み取るタイプ」では、「利用してみたい」「やや利用してみたい」と回答したのは24.1%。「あまり利用したくない」「利用したくない」と回答したのは35.8%という結果となっている。
※本調査レポートは、小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合がある。
<出典元>
「2019年2月 QRコード決済サービスの利用に関する調査」
MMD研究所