日本テレビとフォアキャスト・コミュニケーションズ、ドコモの3社は、日本テレビの情報番組「バゲット」(月~木曜日 朝10時25分~11時30分) において、番組内で放送された内容を番組放送中にAIが視聴者へ情報配信する、番組連動型AI会話サービス「AIう」(えーあい う)を開発し、2019年2月4日(月)~2019年3月31日(日)の間、提供することを発表した。

「バゲット」は、視聴者に「気分がアガる♪ 」情報を届ける日本テレビの情報番組であり、「エンタメニュース」や「使える生活情報」など多岐にわたる情報を生放送で提供。

同サービスでは、「バゲット」の番組進行に合わせ、各コーナーで紹介した情報をAIキャラクターが会話方式で視聴者にタイムリーに提供するという。

視聴者は「いまの情報見逃した」、「もう一度内容を確認したい」という時に検索することなく、トークルーム内のメニューボタンから選択するだけで商品の詳細情報やショッピングサイトにアクセスできるなど、スムーズに知りたい情報を得ることができるとしている。

番組連動型AI会話サービス「AIう」概要

  • 機能1
  • ドコモが開発したAIチャットボット作成・提供プラットフォームの「Repl‐AI(レプルエーアイ)」を活用し、番組内で放送された内容(ニュース等一部除く)をコーナー放送直後から視聴者の方へ情報提供。

    視聴者は「いまの情報見逃した」「もう一度確認したい」という時にキーワードを発話、もしくはメニューボタンからの選択で必要な情報にスムーズにアクセスし、スマホを生かしたその先のサポートも可能だ。

  • 機能2
  • ドコモが開発したAI雑談対話エンジンを用いた「かたらい(katarai)」を活用し、AIキャラクターとの会話機能を提供。幅広い話題でのやりとりを通して、同サービスの会話の楽しさを拡張する。

同社は、これまでは視聴中の番組内で気になる情報があった場合、視聴者自身でその情報を探し出す必要があったという。

一方で番組制作側は、情報番組で扱う情報は多様で膨大であることから、放送の番組進行と連動して番組で取り上げた情報をWEBサイト上にタイムリーに公開することは難しい状況であったとした。

このようななかで、番組進行と連動した多人数と双方向のやりとりを実現すべく、会話を楽しみながら必要な情報にたどり着きやすいとされるチャット等の対話型情報探索におけるAIの活用を検討。

AIを使った最新技術の開発とそれに伴う番組開発を進める日本テレビ、中期戦略2020「beyond宣言」の一環としてAIを活用し、スタイルを革新するサービスの創出を取り組むドコモ、日本テレビのグループ会社でありインターネット領域を専門に扱うフォアキャスト・コミュニケーションズの3社で、番組連動型AI会話サービス「AIう」を企画、本日からの提供に至ったとしている。

img:NTTdocomo