NTTデータ先端技術は2月1日より「Oracle Blockchain Platform Cloud Service」に対応する独自アクセラレーター(※)を活用して「ブロックチェーンアプリ開発サービス」を提供開始した。

Oracle Blockchain Platform Cloudは、オラクルが提供するクラウドサービスで、主にブロックチェーン(分散型台帳)の環境構築を容易にする機能があることに加え、ビジネス利用における機密保持性と拡張容易性を併せ持つオープンソース型のビジネスブロックチェーンフレームワーク「Hyperledger Fabric」を活用している。

今回NTTデータ先端技術はこのOracle Blockchain Platform Cloudに対し、ブロックチェーンアプリ開発時に必要となるSDK(ソフトウエア開発キット)をはじめ、ユーザー管理・トランザクション(取引データ)管理やブロックチェーン処理を簡単に実施できるソフトウエア「独自アクセラレーター」を開発した。

ブロックチェーンアプリ開発サービスでは、Oracle Blockchain Platform Cloud上での開発工程や時間を大幅に短縮するこの独自アクセラレーターを用いてNTTデータ先端技術がアプリ開発を行う。

本サービスを利用することで、Oracle Blockchain Platform Cloudおよびブロックチェーンアプリの導入を検討している企業は自社環境に合わせて柔軟かつ迅速な環境導入とブロックチェーンアプリの利用・提供が可能となる。

今後NTTデータ先端技術は金融、製造、流通・サービス、医療など、業種を問わずアプリ開発サービスやコンサルティングサービスを提供していくことで、企業に最適なブロックチェーン技術の導入を支援するとしている。

※アクセラレーター:コンピュータの処理速度を向上させるハードもしくはソフトウエア

img:NIKKEI