2019年2月1日、ユーザローカルは、文章中に含まれる個人情報を自動判定してマスキング処理を行う「ユーザローカル個人情報匿名化フィルター」の提供を開始したことを発表した。
個人情報匿名化フィルターとは
近年の企業内データのプライバシー保護が重要視されるなかで、手作業でのマスキング処理といった加工作業は見落としや時間がかかるなどの課題があるとしている。
しかし個人情報匿名フィルターでは、自然言語処理情報により個人情報を自動抽出することで、大量データのマスキング処理を効率化することが可能だという。
マスキング処理の対象となるのは、氏名、住所、メールアドレス、電話番号、銀行口座番号、マイナンバーなどのデータ。
本システムのデモサイトでは、入力した文章を「マスキング」と「ハイライト」の2種類の方法で加工ができ、「マスキング」表示では、個人情報部分が伏せ字に変換され、「ハイライト」表示では、個人情報部分はその部分ごとに色分けされ強調表示がされるとのことだ。
抽出された個人情報は種類ごとでグルーピング化して集計も可能。
同社は今後、当フィルタリング処理情報を企業にアルゴリズム提供していく予定だとしている。
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