ソーシャルレンディング投資は為替リスクのない「円建てファンド」が人気傾向に

ソーシャルレンディング・ラボは、男女1,200名のユーザーを対象にソーシャルレンディング投資に関する意識調査をオンラインアンケートで実施、2019年1月30日にその結果を発表した。

男女とも大多数が安全重視型ファンドを選択

まず、「利回りと担保について、お伺い致します。下記の2種類のファンドがある場合、どちらのファンドに出資を行いたいですか?」 と質問し、回答は下記の選択形式とした。

  1. 利回りはやや低い(※3%~5%前後)が、不動産担保がついており、元本棄損の可能性が少ないファンド。
  2. 利回りは高い(※8%~10%前後)が、不動産担保等がついておらず、元本棄損の可能性があるファンド。
  3. どちらも出資したくない。

その結果、ファンドの利回りと、不動産担保設定に関しては、「いずれも投資しない」と回答した人以外の回答者の内訳を見ると、男性は74.49%、女性は89.68%が、不動産担保付きの、安全重視型ファンドを選択したという。

なお、安全重視型ファンドを選択する傾向は、性別のみならず、年代についても、問わず、幅広く観察されたという。

次に、「ファンドの運用期間についてお伺い致します。下記の2つのファンドがある場合、どちらのファンドに出資を行いたいですか?」と質問し、回答は下記の選択形式とした。

  1. 総利益は大きいが、満期償還までの期間が長く、資金がファンドに長期にわたり(※1年間~2年間程度)拘束されるファンド。
  2. 総利益は小さいが、満期償還までの期間が短く(※1カ月~3カ月程度)、資金が比較的早く戻ってくるファンド。
  3. どちらも出資したくない。

その結果、「いずれも投資しない」と回答した人以外の回答者の内訳を見ると、男性・女性双方、長期型タイプのファンドを選ぶ人と、短期型タイプのファンドを選ぶ人が、ほぼ、半々、という結果となった。この傾向は、年代別で確認した場合も、ほぼ同様となったという。

最後に、「ファンドと為替リスクについてお伺い致します。下記の2つのファンドがある場合、どちらのファンドに出資を行いたいですか?」と質問し、回答は下記の選択形式とした。

  1. 為替リスクがあるが、高い利回り(※10%~15%程度)が出る可能性のあるファンド
  2. 利回りは一定(※5%~10%程度)だが、為替リスクをヘッジできる、円建てファンド
  3. どちらも出資したくない。

この問いについては、「いずれも投資しない」と回答した人以外の回答者の内訳を見ると、大多数(男性の場合、78.06%、女性の場合で、83.33%)が、為替の変動リスクをヘッジできる、円建てファンドを選ぶ、と回答した。

為替リスクを避け、円建てファンドを選ぶ傾向は、年代別でみても、ほぼ同様の結果がみられたとしている。

ソーシャルレンディング・ラボでは、今回の調査を以下のように総括している。

<参照元>
「1,200名を対象にソーシャルレンディング投資への意識調査を実施  為替リスクのない「円建てファンド」が人気の傾向があることが判明」
ソーシャルレンディング・ラボ

モバイルバージョンを終了