ジャストシステムは、同社の運営する「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」において、全国の17歳から69歳の男女1,100名を対象に毎月1回実施する『動画&動画広告月次定点調査』の2018年1月〜12月分の結果をまとめ、分析した『動画&動画広告月次定点調査 2018年総集編』を発表した。
同調査によると、2018年に最も利用された動画プラットフォームは、2017年に引き続いて「YouTube」(2017年6月度調査:91.7%、2018年12月度調査:91.0%)。また、動画プラットフォームとして利用率を伸ばしたのは「Instagram」(2017年6月度調査:20.0%、2018年12月度調査:28.3%)であったという。
特に、10代が動画を視聴するプラットフォームとして、「Instagram」は昨年1年間で利用率を2倍以上伸ばし(2018年1月度:26.8%、2018年12月度:59.4%)、「Twitter」の利用率に迫る(2018年1月度:52.4%、2018年12月度:66.7%)との見解を示す。
一方、動画プラットフォームである「TikTok」は、2018年、10代における利用率が27.5%。若年層からの支持を集め、利用率の拡大に期待が持てる結果となったという。
ここでは、調査結果の詳細を一部抜粋して、以下で紹介する。
約3割が動画コンテンツを毎日視聴。10代は半数超え
2017年6月度調査時の動画コンテンツを「毎日視聴している」人の割合は24.1%であったが、2018年12月調査では27.0%に増加。年代別に見ると、10代は54.0%、20代は37.5%、30代は26.5%、40代は22.5%、50代は19.0%、60代は16.0%であったという。
同社は、10代の半数以上が「動画コンテンツを毎日視聴している」と回答した結果から、若年層での動画コンテンツの視聴は日常の行為として浸透しているとの見解を示した。
半数以上が1日に平均30分以上、動画コンテンツを視聴
動画コンテンツを視聴すると回答した人のうち、1日に平均30分以上視聴している人は2016年6月度調査では50.0%、2018年12月度調査では53.3%と微増。
また、視聴頻度が最も多い動画は2017年6月度調査では「5分未満のコンテンツ」(29.4%)、次いで「10分未満のコンテンツ」(22.1%)であったのに対し、2018年12月度調査では「10分未満のコンテンツ」(24.4%)、「30分未満のコンテンツ」(24.4%)であったという。
同社は、この1年半でより長尺の動画コンテンツが視聴されるようになってきているとしている。
動画視聴プラットフォームとして、「Instagram」が躍進
「週に1日以上動画コンテンツを視聴する」と回答した人に対して、動画コンテンツを視聴するプラットフォームを尋ねたところ、2018年12月度調査において最も回答が多かったのは「YouTube」(91.0%)、次いで「Twitter」(29.3%)、「Instagram」(28.3%)であった。
他の動画プラットフォームが横ばいで推移するなか、2017年6月度調査と2018年12月度調査を比較すると「Instagram」は8.3ポイント伸び、動画を視聴するプラットフォームとして広く浸透してきていることが明らかになったという。
※複数回答あり。
10代が動画を視聴するプラットフォームとして、「Instagram」が約6割
10代が動画コンテンツを視聴するプラットフォームとして、2018年に最も利用率を伸ばしたのは「Instagram」(2018年1月度:26.8%、2018年12月度:59.4%)。利用率は2倍以上増加し、「Twitter」の利用率(2018年1月度:52.4%、2018年12月度:66.7%)に迫る勢いを見せたという。
※複数回答あり。
なお、同社は調査データをすべて収録した325ページのレポートを自主調査レポートページにて、無料でダウンロード提供している。
<参照元>
10代が動画を視聴するプラットフォームとして、「Instagram」が約6割
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