よじげんは2019年1月29日、飲食店が抱える「荷物を置く場所がない」という課題の解決を目指し、冷蔵/冷凍庫の空きスペースを店舗間でシェアリングする『よじげんフリーザ』を同日より提供開始し、冷蔵/冷凍庫を提供する店舗(ホスト)、冷蔵/冷凍庫を利用したい店舗(ゲスト)の登録を受付開始した。

まず今回の受付開始は、東京23区内の店舗限定となる。東京23区以外のエリアに関しては事前登録という形になるという。登録が一定数に達した場合に順次該当エリアのサービス開始とするという。

他店の冷蔵/冷凍庫にものが預けられるサービス

『よじげんフリーザ』では冷蔵/冷凍庫という物理的な家電を貸し借りするのではなく、他店の冷蔵/冷凍庫にものが預けられるサービスであり、自分の店の徒歩圏内に月額5000円からの倉庫を持つ感覚での利用が可能となる。

サービス開始当初はイタズラ防止のため利用店舗は非公開とし、メッセンジャーアプリ『LINE』にてホスト、ゲストの登録とマッチングを行う。

今回登録/利用対象となるのは、飲食店、酒屋、氷雪販売業、物販店、冷蔵/冷凍倉庫などの店舗/倉庫となり、現時点ではホスト、ゲスト共に個人では登録できない仕組みとなっている。

同社によると、飲食店の課題として、荷物の置き場所が足りないという問題があるという。限界まで客席を作ってしまうと、荷物が置けなくなってしまうからだ。

飲食店経営者にとっては、メニューを削る、客席の一部をカーテンで仕切って家庭用冷蔵庫を置く、事務所や経営者の自宅に保管するなどの悩みとなっているとしている。

今後も同社では、関連サービスの新規開発を続けていく方針だ。

img:PR TIMES