「インフィード広告に対する調査」「役に立った」と回答したSNSユーザーは全体の4割。

マクロミルと翔泳社は共同で2018年11月9日(金)~2018年11月10日(土)に、全国15~59歳でスマホを所有し、インフィード広告表示がある主要なSNSのユーザー(※)を対象に、インフィード広告に対する印象についてインターネット調査を実施。割付方法は対象の出現率に合わせ、性別×年代で割付/1,000サンプルとした。

※LINEはタイムラインの利用者に限定(マクロミルモニタ会員)

その主な結果は以下のようになった。

SNSユーザーの70%がSNSのインフィード広告を認識

SNSのタイムラインには、毎日たくさんのインフィード広告が表示されている。SNSユーザーはこの結果を認識しているのだろうか。

「SNSのタイムラインの投稿間に流れてくる企業からの広告を見たことがあるか?」と聞いたところ、SNSユーザーの70%は「見たことがある」と回答。逆に「見たことがない」と回答したSNSユーザーは全体の30%にも上った。SNSユーザーのなかにも、インフィード広告の存在に気が付いていない人も3割ほどいるという結果になった。

SNSユーザーの過半数が、よく求人の広告を見ると回答

インフィード広告を認識しているSNSユーザーは、実際にどのような広告をみているのだろうか。

主要なSNSユーザー全体としてのスコアをみると、最も「よく標示される」との回答を集めた広告の種類は「求人」(53%)だった。そのほか、「検索した商品やサービス」(42%)、「ゲームアプリ」(41%)などが続いている。インフィード広告を認識しているSNSユーザーのうち、過半数は求人関連の広告を目にしているという状況だ。

「出会い系・マッチングアプリ」をあまりみたくないSNSユーザーは全体の9割超。他を引き離しダントツ


次に「あまり見たくない」というネガティブな印象を持っている広告の種類を聞いたところ、「出会い系・マッチングアプリ」(96.1%)が、他を30ポイント近く引き離しダントツのトップに。

出会い系・マッチングアプリ」関連の広告は、「よく標示される」という問いでは全体の9位(23%)と決して多くないものの、表示された場合はネガティブな印象を持たれるようだ。そのほか、「動画SNSアプリ」(69%)、「銀行・カードローン」(69%)などが続いた。

“表示回数”が多く“不快”を感じさせる広告のトップはYouTube広告

この調査ではSNSの種類ごとに、インフィード広告の印象(表示回数の多さ、不快に感じるかなど)を聞いている。その結果、もっともインフィード広告(インストリーム広告)の表示回数が多いと感じられているSNSのトップは「YouTube」(79%)で、「Twitter」(65%)、「Instagram」(61%)、「Facebook」(55%)と続いた。

インフィード広告が役に立ったことのあるSNSユーザーは全体の40%

最後にインフィード広告を認識しているSNSユーザーに対し、インフィード広告が役に立ったことがあるか聞いた。結果、対象ユーザーの40%が「ある」と回答。

以下、実際に役に立った際のエピソードについて、自由回答形式で聞いた答えをいくつか抜粋して紹介する。

SNSのインフィード広告(インストリーム広告)に関しては、多過ぎる・不快だといった印象を持たれてる割合も高いが、上述のとおり「役に立った」というユーザーも一定数存在するという結果となった。

マクロミルはこの結果について、「インフィード広告が商品やサービスの認知や購買行動のきっかけになっている状況も垣間見えた」としている。

<参照元>
インフィード広告に対するSNSユーザーの印象とは?SNSや広告の種類別に調査
市場調査メディア ホノテ by Macromill

モバイルバージョンを終了