MMD研究所は、20～69歳の男女を対象として「2019年1月 QRコード決済サービスのキャンペーンに関する調査」（※）を実施し、その結果を公開した。
主な調査結果は以下のとおりだ。
- 普段の支払い方法のトップは「現金」（80.8％）。タッチ式、QRコード式を合算したモバイル決済の利用率は13.4％だった。
- 2018年秋～冬にかけ展開された各QRコード決済サービスのキャンペーンの認知度、トップはPayPay「100億円あげちゃうキャンペーン」（62.6％）
- QRコード決済のキャンペーンを知ったきっかけとなったのは、どのキャンペーンも「テレビCM・ニュース番組」がトップ
- キャンペーン認知後に実際に利用したQRコード決済サービスのトップはOrigami Pay（18.8％）
※調査概要
・ 調査タイトル：「2019年1月QRコード決済サービスのキャンペーンに関する調査」
・ 調査方法：インターネット調査
・ 調査対象者： 20～69歳の男女
・ 調査サンプル数：2,001人
・ 調査実査期間：2018年12月26日～2019年1月2日
・ 調査設問数：5問
普段の支払い方法は「現金」が80.8％でトップ。モバイル決済の利用率は13.4％
調査対象者にどんなモバイル端末をメインで利用しているか聞いたところ、「スマートフォン」（82.4％）がダントツのトップで、「フィーチャーフォン（ガラケー）」（14.2％）が続いた。「モバイル端末は持っていない」という層も全体の3.1％存在した。
次に普段の支払い方法を聞いたところ「現金」（80.8％）がトップとなり、20ポイント以上の大幅な差がついた上で「クレジットカード（署名、暗証番号等を要するタッチしないもの）」（54.7％）、「カードタイプの電子マネー」（34.8％）が続いた。
「モバイル決済」（タッチ式・QRコード式合算）の利用率は13.4％にとどまった。
2018年秋～冬に実施された各QRコード決済サービスのキャンペーン認知度、トップはPayPay「100億円あげちゃうキャンペーン」（62.6％）
調査対象者に各QRコードが2018年秋～冬に実施したキャンペーンを知っているか聞いたところ、認知度が最も高かったのはPayPay「100億円あげちゃうキャンペーン」（62.6％）で、LINE Pay「LINE Payでわりかん」（45.3％）、楽天ペイ「スタートボーナスチャンス 楽天ペイアプリを初めて使って1,000ポイント」（27.6％）が続いた。
性別・年齢別に各キャンペーン認知度をみると、PayPay「100億円あげちゃうキャンペーン」は20代男性（76.1％）の認知度が最も高く、女性では40代（65.6％）が最も高かった。またLINE Pay「LINE Payでわりかん」で最も認知度が高かったのは20代男性（61.1％）、女性では20代（56.5％）の認知度が最も高かった。
そのほかのQRコード決済サービスについては以下のとおりだった。
- 楽天ペイ「スタートボーナスチャンス 楽天ペイアプリを初めて使って1,000ポイント」
- d払い「dポイント 魔法のスーパーチャンス！」
- Origami Pay「オリガミで、半額。」
認知度が最も高いのは男性20代（47.8％）、女性でも20代（30.4％）が最も高かった。
認知度が最も高いのは男性20代（46.1％）、女性でも20代（30.4％）が最も高かった。
認知度が最も高いのは男性20代（46.1％）、女性でも20代（28.0％）が最も高かった。
QRコード決済サービスのキャンペーンをしったきっかけはテレビCMやニュース番組
各QRコード決済サービスを知っていると回答した人を対象として、キャンペーンを知るきっかけとなったのは何か聞いた。どのキャンペーンでも最も多かったのは「テレビCMやニュース番組で知った」だった。
キャンペーン認知後に実際に利用したQRコード決済サービスのトップはOrigami Pay（18.8％）
この調査では、QRコード決済サービスのキャンペーンいずれか1つ以上を知っていると回答した人を対象として、知っているキャンペーンを利用して実際にその決済サービスを利用したか聞いた。
結果、利用率が最も高かったのはOrigami Pay（18.8％）で、楽天ペイ（17.5％）、PayPay（17.3％）が続いた。
img:MMD研究所