世界初、「仮想通貨」で実際の金融商品の取引や投資が可能に

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次世代ブロックチェーン技術を提供するCurrency.comはトークン化証券において、世界で初めて(自社調べ)フル機能搭載取引プラットフォームの提供を開始すると発表した。

プラットフォーム提供にあたり、Currency.comはLarnabel VenturesとVP Capitalから投資を受けている。

投資家はこのプラットフォームを活用することによって、仮想通貨で実際の金融商品の取引や投資ができるようになるのに加え、金融商品に対するエクスポージャーによるメリットもえられるという。

Currency.com 10,000を超えるトークン化証券を発行

Currency.comは、全ての投資家が利用できるかたちで、世界中の株式・インデックス・コモディティといった一般的な金融商品の原市場価格を追跡する10,000超のトークン型証券(当初は150以上)を発行するとのこと。

これによりユーザーは、たとえばNASDAQのApple株式のパフォーマンスを反映するトークン「APPLE.CX」を、Apple株式と変わらぬ経済コスト・メリットで購入することが可能となる。

このトークンは、ビットコイン(BTC)またはイーサリアム(ETH)にてCurrency.comで直接買うことが可能であり、証拠金取引ができる。

これらの機能を提供するにあたり、Currency.comでは、姉妹プラットフォーム「Capital.com」の技術を活用。

FCA(金融行為監督機構)およびCySEC(キプロス証券取引委員会)の規制のもと、ユーザーはこのプラットフォームにより特定の株式、コモディティ、インデックスの交換のためのトークン化契約を利用できる。

Currency.comのCEOである Ivan Gowan氏は、この事業によって仮想通貨の投資家が「仮想通貨・法定通貨の交換の手間をかけず、従来のアセットデザインへの投資によってポートフォリオを多様化させることができる」と述べている。

VP Capitalの創立者兼CEOであるViktor Prokopenya氏は、Currency.comが金融テクノロジーに「大規模なディスラブションと改革をもたらすだろう」と述べている。今まで世界の金融市場で取引するためには証券取引所からのみ可能だったが、Currency.comの仮想通貨技術によって、従来の株式市場で取引ができなかった投資家が「投資機会を創出する」とのこと。

これらは、ベラルーシでにおいて可決された行政命令第8号『デジタルエコノミーの開発について』によって実現可能となったとのことだ。

Viktor Prokopenya氏はベラルーシが「ブロックチェーン技術において先進的な国の一つとなり、仮想通貨とその業界に特化した法的枠組みを世界で初めて構築した国となった」と話している。

安全かつ快適な環境下で取引が可能

行政命令第8号では、ブロックチェーンをベースとした企業を合法化。トークンやスマートコントラクトに対して法的な地位を与え、交換サービス、デジタルトークン、イニシャル・コイン・オファリング、マイニングといった仮想通貨のマイニングや保管・購入・売却などに関連する事業を合法化した。

Currency.comは、この行政命令採択後にベラルーシで初めて認可を受けた初のブロックチェーン企業だ。

Currency.comは行政命令を遵守し、クラス最高のマネーロンダリング防止(AML)とKYC(Know Your Customer:顧客確認)措置、さらに欧州連合(EU)一般データ保護規則(GDPR)と同水準の厳正なデータ保護や顧客保護の規制を導入している。

くわえて、高度なセキュリティにより全ての顧客のデポジットが確実に保護されるように、堅牢な社内コンプライアンス体制も構築したとのことだ。

これには、Coinfirm、Elliptic、Chainanalysisといったブロックチェーンインテリジェンスサービスによる、すべてのブロックチェーン取引の検証も含まれるという。

また本プラットフォームの補完として、法定通貨による仮想通貨取引に向けた無料のプラットフォームも利用可能。あわせて、ユーザーが一から多様な仮想通貨ポートフォリオを構築できる無料のアプリ「Moonfolio」も提供されるということだ。

取引手数料の50%が得られる友人紹介プログラムを展開

サービス拡大にともないCurrency.comでは、プラットフォーム新規ユーザーに対して、定期な機能を利用できるよう権限を順次付与していくという。ユーザーはCurrency.comのオンラインプラットフォームを通じて、ウェイティングリストへ申請ができる。

またあわせて招待コードを用いた紹介プログラムが展開されるとのこと。Currency.comは投資家に対し定期的に招待状を配布する予定で、投資家はこの招待状を利用し友人を招待することができる。

紹介によってユーザーは、最初の6か月の取引について取引手数料の50%がえられるとのことだ。Currency.comに登録すると、招待モード期間中に50ドルの取引資本を無料で受け取ることができる。

なお、Currency.comのiOS向け・Android向けアプリは、βテスト版が2019年2月より利用できるようになるとのことだ。

img:PR TIMES

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